※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。
20代で未経験の仕事に挑戦しようとすると、
- 未経験でも本当に転職できる?
- 特別なスキルがないと難しい?
- 企業は未経験者の何を見ている?
- 今までの経験は意味がない?
- 資格を取ってから転職した方がいい?
と不安になる方も多いと思います。
結論から言うと、未経験転職だからといって、企業が「経験」をまったく見ないわけではありません。
むしろ重要なのは、これまでの仕事で何を経験してきたのかを整理し、
「その経験を、未経験の仕事でどう活かせるのか」
まで説明できることです。
また、スキルや経験だけではなく、仕事への姿勢、コミュニケーション、成長意欲、企業との相性なども見られます。
この記事では、現役転職エージェントの視点から、20代の未経験転職で企業が見ているポイントを7つに整理して解説します。
20代の未経験転職で企業は何を見ている?
未経験転職というと、
「経験がないから、とにかくやる気を見せればいい」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、実際の採用ではそれだけではありません。
2026年に株式会社学情が企業・団体の人事担当者を対象に行った調査では、20代の業界・職種未経験者を採用する際に重視する項目として、コミュニケーション力、仕事に対する姿勢や考え方、人柄や社風との相性、成長意欲などが上位に挙がっています。
また、20代のキャリア採用に関する別の調査では、書類選考で「これまで経験してきた業務内容」を見る企業も多いという結果が出ています。
出典:株式会社学情「20代の業界・職種未経験者採用に関する企業調査」ほか
つまり、未経験転職では、
「経験がないから何も評価されない」のではなく、これまでの経験・仕事への姿勢・今後の可能性を組み合わせて見られる
と考える方が近いでしょう。
20代の未経験転職で企業が見ている7つのポイント
コミュニケーション力
未経験転職で企業が確認するポイントの一つが、コミュニケーションです。
ただし、「話がうまい人」という意味だけではありません。
- 相手の話を理解できる
- 質問に対してズレずに答えられる
- 自分の考えを分かりやすく伝えられる
- 周囲と協力して仕事を進められる
といった部分も含まれます。
未経験の仕事では、入社後に新しい知識や仕事の進め方を教えてもらう場面も多くなります。
そのため、分からないことを確認しながら周囲と仕事を進められるかは重要です。
営業職であれば顧客とのヒアリング、販売職なら接客、事務職なら社内調整など、今まで当たり前にやってきた仕事の中にもアピール材料はあります。
仕事に対する姿勢と成長意欲
未経験者の場合、応募する仕事そのものの実務経験では、経験者に勝てないことがあります。
だからこそ、企業側からすると、
「入社後に学んでいけそうか」
「分からないことをそのままにしないか」
「新しい環境でも仕事を覚えていけそうか」
という部分も判断材料になります。
ここで注意したいのが、
「未経験ですが頑張ります」だけで終わらせないことです。
例えば、すでに興味のある分野について勉強を始めているのであれば、
「転職したら勉強します」
ではなく、
「現在○○について学んでおり、実際に△△まで取り組んでいます」
と伝えた方が、行動として説明できます。
これまでの経験を次の仕事にどう活かせるか
未経験転職で特に重要なのが、ここです。
「未経験だから、これまでの仕事は関係ない」
と考える必要はありません。
例えば営業職であれば、
- 顧客へのヒアリング
- 課題の整理
- 提案
- 数値管理
- 社内外との調整
といった経験があります。
それを、
「営業を3年間やりました」
だけで終わらせるのではなく、
「営業で身につけた○○は、応募職種の△△でも活かせる」
という形まで整理します。
職種が変わっても持ち運べる経験やスキルはあります。
未経験転職では、ゼロからすべてを作るのではなく、今まで持っているものと、これから必要なものを分けて考えることが大切です。
営業職から別職種へのキャリアチェンジを考えている方は、営業職からキャリアチェンジするなら何を学ぶ?おすすめスキル5選も参考にしてください。
「なぜ未経験の仕事に行きたいのか」に納得感があるか
未経験転職では、
「なぜこの仕事なのですか?」
という質問は避けて通れません。
そこで、
「なんとなく興味があるから」
「今の仕事が嫌だから」
だけでは、企業側も入社後のイメージを持ちにくくなります。
例えば、
「営業をする中で顧客獲得の仕組みに興味を持ち、Webマーケティングを学び始めた」
「顧客対応だけではなく、サービス導入後の支援まで関わりたいと思い、カスタマーサクセスに興味を持った」
というように、
これまでの経験 → 興味を持った理由 → 次にやりたい仕事
がつながっていると説明しやすくなります。
志望理由をどう文章にすればいいか迷っている方は、20代未経験転職の志望動機はどう書く?現役転職エージェントが例文付きで解説も参考にしてください。
転職理由と応募先がつながっているか
これは、私が転職支援をする中でも特に意識している部分です。
「何を叶えたくて転職するのか?」
を一度整理してみてください。
例えば、
「残業を減らしたい」
という理由で転職を考えているのに、応募先も長時間労働になりやすい環境であれば、転職理由と会社選びが一致していません。
「新規営業が嫌だから転職したい」と言いながら、次の仕事も新規開拓中心なのであれば、同じ悩みを繰り返す可能性があります。
転職で大切なのは、単に今の会社を辞めることではありません。
今回の転職で解決したかったことが、次の環境で本当に変わるのかまで考える必要があります。
半年後、1年後に、また同じ理由で「転職したい」とならないか。
ここまで考えて会社を選ぶことが大切です。
希望条件に優先順位があるか
転職活動を始めると、希望条件は増えやすくなります。
- 年収を上げたい
- 残業を減らしたい
- リモートワークしたい
- 未経験職種に挑戦したい
- 大手企業がいい
- 福利厚生も良くしたい
もちろん、希望を持つことは悪くありません。
ただ、あれもこれも叶えようとすると、自分が何のために転職するのか分からなくなることがあります。
特に未経験転職では、経験者採用と比べて選択できる求人が限られる場合もあります。
その中ですべてを必須条件にすると、求人そのものが見つからなくなる可能性があります。
私は、希望条件を、
- 絶対に譲れない
- できれば叶えたい
- あれば嬉しい
の3つに分けて考えることをおすすめしています。
転職先に100点を求めるのではなく、「今回の転職で一番変えたいことは何か」を明確にすることが重要です。
「興味があります」ではなく、実際に行動しているか
未経験職種への興味を伝えることは大切です。
ただ、言葉だけなら誰でも言えます。
だからこそ、
「興味があります」
から一歩進んで、
「そのために何をしたのか」
を作っておくことをおすすめします。
例えば、
- 本を読んだ
- オンライン教材で勉強した
- 資格の勉強を始めた
- 実際に制作物を作った
- 今の仕事で関連業務に挑戦した
などです。
大きな実績でなくても構いません。
「転職したいと思ったから、すでに少し動いている」
という事実を作ることが大切です。
独学かスクールか迷っている方は、リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方も参考にしてください。
「スキルがない」と思ったときにやること
「自分にはスキルがない」と感じる方は、いきなり資格を探す前に、これまでの仕事を棚卸ししてみてください。
例えば、次の4つを書き出します。
- これまで担当してきた仕事
- その中で工夫したこと
- 周囲から評価されたこと
- 応募したい仕事で使えそうな経験
派手な実績だけがスキルではありません。
日常業務で普通にやってきたことが、別の会社では評価されることもあります。
それでも自分一人では整理しづらい場合は、求人を見たり、転職エージェントなど第三者に相談したりすることで、自分の経験を客観的に見る方法もあります。
未経験からの就職・転職を一人で進めるのが不安な方へ
20代で未経験職種を目指していて、特に既卒・フリーターなど「これまでの経歴をどう伝えればいいか分からない」と感じる場合は、若手向けの就職支援を使って整理する方法もあります。
![]()
※上のリンクは【UZUZ第二新卒】の広告です。
既卒・フリーター・ニートの方へ
正社員経験が少ない・就職活動の進め方に迷っている場合は、既卒向けの就職支援も比較できます。
![]()
※広告リンクです。いずれも対象条件・支援内容・最新情報はリンク先でご確認ください。
転職エージェントを使うか迷っている方は、転職エージェントは使うべき?現役転職エージェントが仕組み・メリット・注意点を解説も確認してみてください。
未経験転職では「何を捨てて何を活かすか」を考える
未経験転職というと、
「今までのキャリアを捨てて、ゼロから新しい仕事を始める」
というイメージを持つ方もいます。
でも、実際にはすべてを捨てる必要はありません。
営業なら顧客理解。
販売なら接客経験。
事務なら正確性や調整経験。
それぞれ、次の仕事にも持っていけるものがあります。
そして足りない部分だけを、新しく学ぶ。
「今までの経験+新しいスキル」
という考え方を持つと、未経験転職でもキャリアをつなげやすくなります。
すでに新しいスキルを学び始めている方は、リスキリングで学んだスキルを転職につなげる5ステップも参考にしてください。
よくある質問
20代なら未経験でも転職できますか?
未経験者を募集している企業はあります。ただし、年齢だけで採用が決まるわけではありません。これまでの経験、仕事への姿勢、応募職種への理解、入社後に成長していけそうかなど、複数の要素から判断されます。
未経験転職では資格を取った方がいいですか?
資格が有効な職種もありますが、すべての未経験転職で資格が必要なわけではありません。
先に目指す仕事を決め、その求人で資格やスキルが本当に求められているか確認してから学ぶ方が効率的です。
資格取得を先に進めるべきか迷っている方は、転職に資格は必要?現役転職エージェントが「取るべき人・取らなくていい人」を解説も参考にしてください。
未経験なのにアピールできる経験がありません
まず、これまでの仕事を業務単位で分解してみてください。
顧客対応、調整、数値管理、資料作成、改善提案など、自分では当たり前だと思っていた経験が別職種で活かせる場合があります。
未経験転職をする前にスクールに通うべきですか?
必ずしも必要ではありません。
まず求人を見て、目指す職種に何が求められているか確認し、不足している部分を独学やスクールで補うという順番で考えてみてください。
まとめ
20代の未経験転職では、単に「経験があるか・ないか」だけで判断されるわけではありません。
企業によって基準は異なりますが、
- コミュニケーション力
- 仕事への姿勢・成長意欲
- これまでの経験とのつながり
- 未経験職種を目指す理由
- 転職理由と応募先の一貫性
- 希望条件の優先順位
- 実際に行動しているか
といった点を整理することが重要です。
そして、現役転職エージェントとして特に考えてほしいのが、
「今回の転職で何を叶えたいのか?」
です。
未経験職種に行くこと自体をゴールにしてしまうと、転職後に「思っていたのと違った」となる可能性があります。
今抱えている不満は、本当に転職すれば解決するのか。
半年後、1年後に、また同じ理由で転職したくならないか。
そのうえで、今までの経験から使えるものを残し、足りないスキルを補っていく。
未経験転職は「ゼロからやり直す」のではなく、これまでのキャリアを次につなげる転職として考えてみてください。

