こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は以前、スクール営業としてスキルアップやキャリアチェンジを考えている方の相談に携わっていました。
現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談を受けています。
リスキリングスクールを調べ始めると、
- どのスクールを選べばいいのか分からない
- 料金が高い方が安心なのか
- 転職サポートがあるスクールを選ぶべきか
- コミュニティがある方が続けやすいのか
- 無料相談で何を確認すればいいのか
と迷う方も多いと思います。
結論から言うと、知名度や料金だけでスクールを選ぶのはおすすめしません。
スクール営業をしていたとき、独学で一度勉強しようとしたものの続かず、「一度話を聞いてみよう」と相談に来る方を何人も見てきました。
一方で、スクールに入ったからといって、全員がそのまま学習を続けられるわけでもありません。
決して安くないお金を払っていても途中でやめてしまう。
「コミュニティがあれば続けられそう」と思っていたのに、実際には雰囲気に馴染めずほとんど使えない。
説明を聞いたときは良さそうだと感じたものの、自分に合った環境を十分に比較できないまま決めてしまう。
こうしたケースもありました。
そして現在、転職支援に関わる中では、
「勉強はしたけれど、これが自分の武器になっているのか分からない」
「仕事で使えるレベルなのか分からない」
「結局、転職でどう活かせばいいのか分からない」
という悩みにつながることもあります。
だからこそ私は、スクール選びでは「どのスクールが一番いいか」ではなく、「自分がその環境を本当に使い切れるか」を見ることが大切だと考えています。
この記事では、元スクール営業として実際に見てきたことと、現在の転職エージェントとしての視点を交えながら、リスキリングスクールを選ぶときに確認したい7つのポイントを解説します。
リスキリングスクールは「一番人気」で選ばなくていい
スクールを調べると、
「サポートが充実」
「転職支援あり」
「受講生同士のコミュニティあり」
など、魅力的な特徴がたくさん出てきます。
もちろん、サービス内容を比較することは大切です。
ただ、元スクール営業として感じるのは、サービスが充実していることと、その人が実際に使えることは別だということです。
例えばコミュニティがあっても、一人で勉強した方が集中できる人にとっては、それほど大きなメリットにならないかもしれません。
質問サポートが充実していても、自分が勉強できる時間帯に利用できなければ意味がありません。
「何が付いているか」だけではなく、自分が実際に受講している姿を想像できるかまで考えてみてください。
元スクール営業として見てきた3つの失敗
お金を払えば続けられると思ってしまう
スクールを検討している方から、
「これだけお金を払えば、さすがに自分も続けられると思います」
という考えを聞くことがあります。
確かに、お金を払うことが覚悟につながる人もいます。
ただ、実際には費用を払ったあとでも、途中で学習をやめてしまう人はいました。
仕事が忙しくなった。
思った以上に学習時間を取れなかった。
実際に勉強してみたら想像していた内容と違った。
理由はさまざまです。
高いお金を払うこと自体が、継続できる保証になるわけではありません。
コミュニティがあれば続くと思ってしまう
「一人だと続かないから、コミュニティがあるスクールがいい」と考える方もいます。
実際、仲間がいることで学習を続けやすくなる人もいます。
一方で、スクール営業として見てきた中では、コミュニティが用意されていても、そこに馴染めず思うように活用できないケースもありました。
コミュニティ自体が良い・悪いという話ではありません。
自分が本当に人と交流しながら学ぶタイプなのかを考えることが大切です。
説明を聞いた勢いで決めてしまう
スクールの無料相談では、そのスクールの特徴やメリットについて説明を受けます。
営業担当者なので、当然サービスの良さも伝えます。
話を聞いているうちに、
「ここなら自分も変われそう」
「今始めた方がいいかもしれない」
と気持ちが高まることもあります。
ただ、そこで一度考えてほしいのが、
「良いサービスか」と「自分に合うサービスか」は別
ということです。
無料相談を受けたからといって、その場で申し込む必要はありません。
一度持ち帰って、自分の生活や目的、他のスクール、独学という選択肢まで含めて比較してから決めても問題ありません。
リスキリングスクールの選び方7つのポイント
1.まず「何のために学ぶのか」を決める
スクールを選ぶ前に、一番最初に考えてほしいのが目的です。
- 今の仕事で使えるスキルを増やしたい
- 別職種にキャリアチェンジしたい
- 転職につながるスキルを身につけたい
- 副業につながるスキルを学びたい
目的によって、必要なカリキュラムも変わります。
「Webマーケティングが人気だから」
「AIがこれから伸びそうだから」
という理由だけで決めるのではなく、学んだあとに自分が何をしたいのかから逆算してください。
2.「何を学べるか」より「何ができるようになるか」を見る
カリキュラムを見るときは、講義の数や動画の本数だけで判断しない方がいいです。
重要なのは、受講後に自分が何をできるようになるのかです。
例えば、
- 実際に課題へ取り組むのか
- 制作物を作るのか
- 実務を想定した演習があるのか
- フィードバックを受けられるのか
まで確認してみてください。
現在、転職支援をしている立場から見ても、「カリキュラムを修了しました」だけでは、転職活動で何をアピールすればいいのか分からなくなることがあります。
知識を得ることだけではなく、それを使った経験を作れるかまで見ておきたいところです。
3.質問サポートは「使える時間」まで確認する
「質問し放題」と書かれていると魅力的に見えます。
ただし、それだけでは十分ではありません。
質問できる時間帯。
返信までの目安。
チャットなのかオンライン面談なのか。
課題について具体的なフィードバックを受けられるのか。
ここまで確認しましょう。
仕事をしながら受講するなら、自分が勉強する時間に質問できるかは特に重要です。
4.申し込む前に学習時間を現実的に計算する
これは元スクール営業として特に確認してほしいポイントです。
受講前は、
「仕事をしながらでも頑張れそうです」
と思っていても、実際に始まると仕事が忙しくなり、思うように学習時間を取れなくなることがあります。
そのため、例えば週10時間の学習が必要なのであれば、
平日1時間×5日+休日5時間なのか。
休日だけで10時間取るのか。
自分の生活の中に実際に当てはめてみてください。
「頑張ればできそう」ではなく、「この曜日のこの時間にやる」まで決められるかを見ることをおすすめします。
5.コミュニティや学習形式が自分に合っているか
オンライン、通学、動画教材、ライブ授業、グループ学習など、スクールによって学び方は異なります。
ここでも重要なのは、サービスが多いかどうかではありません。
自分が一番続けやすい方法かです。
スクール営業をしていたときには、コミュニティを期待して入ったものの、実際にはあまり馴染めず活用できない方もいました。
「仲間がいた方が頑張れるのか」
「一人で黙々と進めた方が楽なのか」
自分の性格まで含めて考えてみてください。
6.転職サポートは「何をしてくれるか」まで確認する
転職目的でスクールに通う場合は、特に重要なポイントです。
「転職サポートあり」と書かれていても、その内容はサービスによって異なります。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- ポートフォリオのアドバイス
など、具体的に何をしてもらえるのか確認しましょう。
そして、ここは元スクール営業と現在の転職エージェントという両方の立場から、特に伝えたい部分です。
スクール営業時代には、学習を終えたあとでも、
「これが自分の武器になっているのか分からない」
「現場で使えるレベルなのか分からない」
と感じる方がいました。
現在、転職支援に関わっていても、勉強したことと、転職市場で評価されることは必ずしも同じではないと感じます。
だからこそ、スクールを選ぶ段階から、
「何を学べるか」
だけではなく、
「そのスキルをどんな仕事で、どう使うのか」
まで考えてほしいと思っています。
7.料金は月額ではなく総額で見る
料金を比較するときは、月々の支払額だけで判断しないようにしましょう。
最終的な受講料はいくらなのか。
教材費など別途必要な費用はあるのか。
追加サポートに料金がかかるのか。
などを確認します。
補助や給付制度が利用できる講座もありますが、対象講座や利用条件は異なるため、申し込む前に公式情報を確認してください。
一番安いスクールが正解でも、一番高いスクールが正解でもありません。
自分が実際に利用するサービスに対して、その金額を払う価値があると思えるかで考えましょう。
無料相談では「良いところ」だけを聞かない
無料相談を受けるなら、説明を聞くだけで終わらせるのはもったいないです。
例えば、
- 週に何時間の学習が必要ですか?
- 実践課題はありますか?
- 質問できる時間帯はいつですか?
- 期間内に終わらなかった場合はどうなりますか?
- 転職支援では具体的に何をしてもらえますか?
- 受講料以外に必要な費用はありますか?
などを確認してみてください。
そして、元スクール営業としておすすめしたいのが、
「逆に、このスクールが向いていないのはどんな人ですか?」
と聞いてみることです。
良い部分だけではなく、自分に合わない可能性まで確認した方が、申し込んだあとに「思っていたのと違った」となるリスクを減らしやすくなります。
スクールは最低でも同じ基準で比較する
複数のスクールを見るときは、営業担当者の印象だけで決めず、同じ項目で比較することをおすすめします。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 学習内容 | 目的の仕事につながるか |
| 学習時間 | 仕事と両立できるか |
| 実践課題 | 手を動かす機会があるか |
| 質問環境 | 自分が利用できる時間か |
| 学習形式 | 自分の性格に合うか |
| 転職支援 | 具体的に何をしてもらえるか |
| 料金 | 総額はいくらか |
同じ項目で比べると、
「A社は安いけれど、自分が欲しい質問環境がない」
「B社は高いけれど、自分には不要なサポートが多い」
という違いも見えやすくなります。
そもそも本当にスクールが必要か?
私は元スクール営業ですが、すべての人にスクールが必要だとは思っていません。
まだ興味のある分野が決まっていないなら、まず独学で触れてみてもいいでしょう。
本を読む。
無料教材を使う。
動画を見ながら実際に手を動かす。
それでも、
「何から勉強すればいいか分からない」
「一人だと続かなかった」
「質問できる環境がほしい」
と感じたときに、スクールを検討しても遅くありません。
独学とスクールの違いについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方はこちら
転職目的ならスクールより先に求人を見るのも一つ
リスキリングの目的が転職なら、スクールを申し込む前に一度、興味のある求人を見てみてください。
実際の求人を見ると、企業がどんな経験やスキルを求めているのかが分かります。
そこで初めて、
「自分には何が足りないのか」
「本当にこのスクールで学ぶ必要があるのか」
が見えやすくなります。
スクールを卒業することがゴールではありません。
その先の仕事につながる学びになっているかまで考えて選びましょう。
営業職からキャリアチェンジを考えている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
営業職からキャリアチェンジするなら何を学ぶ?おすすめスキル5選
よくある質問
料金が高いスクールの方がいいですか?
料金だけでは判断できません。自分が必要とするカリキュラム、質問環境、実践課題、キャリア支援などと総額を比較して判断しましょう。
無料相談を受けたらその場で申し込むべきですか?
その場で決める必要はありません。一度持ち帰って、自分の目的や生活に本当に合っているか、他の選択肢とも比較してから判断して問題ありません。
スクールに通えば転職できますか?
スクールに通っただけで転職が決まるわけではありません。学んだスキルを、これまでの経験や目指す仕事とどうつなげるかが重要です。
まとめ
リスキリングスクールを選ぶときに重要なのは、知名度や料金だけではありません。
自分の目的。
学習に使える時間。
質問環境。
学習スタイル。
実践的な課題。
転職サポート。
そして料金。
これらを、自分が本当に活用できるかという視点で確認してください。
元スクール営業として、お金を払っても続けられない方や、コミュニティがあっても思うように活用できない方を見てきました。
そして現在、転職支援に関わる中では、勉強したにもかかわらず、それを仕事にどうつなげればいいのか分からないという悩みもあります。
だからこそ、
「このスクールは良さそうか?」ではなく、「自分はこの環境を使って、何をできるようになりたいのか?」
まで考えて選んでほしいと思っています。
スクールは、入れば自動的にキャリアを変えてくれる場所ではありません。
ただし、自分に合った環境を選び、その先の仕事まで考えて活用できれば、リスキリングを進めるための有力な手段になります。

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