リスキリングで学んだスキルを転職につなげるには?未経験者がやるべき5ステップ

学んだスキルを転職につなげるステップを解説する記事のアイキャッチ リスキリング・学び直し

こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。

私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。

リスキリングやスクールで新しいスキルを学んだあと、こんな状態になっていないでしょうか。

  • 勉強はしたけれど、転職でどう使えばいいか分からない
  • 自分のスキルが仕事で使えるレベルなのか不安
  • スクール卒業後に何をすればいいか分からない
  • 職務経歴書に学習経験をどう書けばいいか分からない
  • 未経験なのでアピールできる実績がない

私はスクール営業をしていたときにも、学習したあとに、

「これが自分の武器になっているのか分からない」

「仕事で使えるレベルなのか分からない」

と感じる方を見てきました。

だからこそ伝えたいのが、

「学習を終えること」と「転職で使える状態になること」は別

ということです。

資格を取った。

スクールを卒業した。

カリキュラムを最後まで終えた。

これらは大切な一歩です。

ただ、転職ではそこから、

「何ができるのか」「これまでの経験とどうつながるのか」「応募先でどう活かせるのか」

まで整理する必要があります。

この記事では、リスキリングで身につけたスキルを転職につなげるために、学習後にやるべきことを5つのステップで解説します。

なぜ「勉強しただけ」では転職につながりにくいのか

例えば面接で、

「Webデザインスクールを卒業しました」

「プログラミングを半年勉強しました」

「動画編集を学びました」

と伝えたとします。

これだけでは、採用側からすると、

「実際に何ができるのか」

「どのくらいできるのか」

「仕事ではどう活かせそうなのか」

という部分がまだ分かりません。

現在、転職支援に関わる立場から見ても、学習歴だけでは、その人が応募先で何をできそうなのかまで伝わりにくいことがあります。

だから学習後は、

「勉強しました」

から、

「このスキルを使って、こういうことができます」

へ変えていくことが重要です。

学んだスキルを転職につなげる5ステップ

求人を見て「求められている状態」を知る

最初にやってほしいのは、追加の資格を探すことではありません。

興味のある職種の求人を10件程度見てみてください。

確認するのは、

  • どんな業務を担当するのか
  • どんなスキルが求められているのか
  • 未経験でも応募できるのか
  • 制作物やポートフォリオが必要か
  • 今の自分に何が足りないのか

です。

例えば「Webデザインを勉強した」といっても、求人によってはデザインだけでなくHTML・CSSまで求められる場合があります。

動画編集でも、編集だけではなくSNS運用や企画まで含まれる求人があります。

先に求人を見ることで、

「次に何を勉強するか」ではなく、「転職するために何が足りないか」

を考えられるようになります。

追加で資格を取るべきか迷った場合は、転職に資格は必要?現役転職エージェントが「取るべき人・取らなくていい人」を解説も参考にしてください。

学んだことを制作物・実践に変える

次に、学んだ知識を実際に使います。

未経験の場合、応募職種での実務経験がないことは珍しくありません。

だからこそ、学んだ内容を使って何かを作ったり、実践したりすることが重要です。

例えば、

  • プログラミングならWebサービスや簡単なアプリを作る
  • WebデザインならWebサイトやバナーを作る
  • 動画編集ならSNS動画やYouTube動画を作る
  • Excelなら実際にデータを集計・分析する
  • Webマーケティングなら自分のサイトやSNSを運用する

といった方法があります。

ここで重要なのは、完成度だけではありません。

「なぜそれを作ったのか」まで説明できる状態にすることです。

プログラミング・Webデザイン・動画編集で迷っている段階なら、プログラミング・Webデザイン・動画編集どれを選ぶ?未経験向けに違いと選び方を比較も参考にしてください。

制作物について「考えたこと」を言葉にする

制作物は、完成したものを見せるだけで終わらせないことが大切です。

例えばWebデザインなら、

「このバナーを作りました」

だけではなく、

「20代の転職希望者を想定して制作しました」

「最初にメリットが目に入るよう情報量を整理しました」

「スマートフォンから見ることを想定して文字サイズを調整しました」

というように説明します。

プログラミングなら、

「タスク管理アプリを作りました」

だけでなく、

  • なぜ作ったのか
  • どんな機能を実装したのか
  • どこでつまずいたのか
  • どう調べて解決したのか

まで整理します。

動画編集でも、

「20代向けの商品PRを想定した」

「最初の数秒で内容が分かる構成にした」

「スマートフォンでもテロップを読みやすくした」

と説明できます。

完成したものだけではなく、自分が考えた過程まで言葉にする。

ここまでできると、「勉強した人」から一歩進みます。

前職経験と新しいスキルをつなげる

未経験転職でよくあるのが、

「今までの仕事は関係ないので、ゼロからやり直します」

という考え方です。

でも、応募職種が未経験でも、これまでの社会人経験までゼロになるわけではありません。

例えば営業経験がある人がWebマーケティングを学んだなら、

営業で培った顧客理解・提案力+Webマーケティング

という組み合わせができます。

事務経験がある人がExcelやデータ分析を学んだなら、

事務で培った正確性・業務理解+データ活用

という考え方もできます。

販売経験がある人がWebデザインや動画編集を学んだなら、

顧客目線・商品の魅力を伝えてきた経験+制作スキル

とつなげることもできます。

未経験転職では、

「新しく学んだこと」だけではなく、「今まで持っているものとどう掛け合わせるか」

を考えてみてください。

企業が未経験者のどこを見ているのかは、20代の未経験転職で企業が見ているポイント7選でも詳しく解説しています。

職務経歴書・志望動機に落とし込む

最後に、ここまで整理した内容を応募書類や面接で伝えられる形にします。

例えば、

「Webマーケティングスクールを受講しました」

だけで終わらせるのではなく、

「Webマーケティングを学び、SEOやアクセス解析の基礎を学習。個人サイトを運営し、記事制作やアクセスデータの確認にも取り組んでいます」

というように、学習内容+実際に取り組んだことまで伝えます。

志望動機でも、

「未経験ですが興味があります」

ではなく、

「営業として顧客への提案を行う中でWeb集客に興味を持ち、現在は○○を学びながら△△にも取り組んでいます」

とつなげることで、キャリアチェンジの理由に具体性が出ます。

書き方に迷う方は、20代未経験転職の志望動機はどう書く?現役転職エージェントが例文付きで解説も参考にしてください。

分野別|学んだあとに見せたいもの

分野 見せるものの例 説明したいこと
プログラミング Webサービス・アプリ・GitHubなど 使った技術・機能・工夫・問題解決
Webデザイン Webサイト・LP・バナーなど ターゲット・目的・デザイン意図
動画編集 SNS動画・YouTube動画など ターゲット・構成・編集意図
Webマーケティング サイト・SNS運用など 施策・数値・改善したこと

もちろん、選考で求められるものは企業や職種によって違います。

そのため、

「未経験なら絶対にポートフォリオが必要」

などと一律に考えるのではなく、実際の応募求人で何を求められているかを確認することが大切です。

スクール卒業=転職準備完了ではない

元スクール営業として、学習後に、

「これが自分の武器になっているのか分からない」

「仕事で使えるレベルなのか分からない」

という不安を持つ方を見てきました。

これは、学習が無駄だったという話ではありません。

むしろ、学んだことと、その先の仕事がまだつながっていない状態です。

そのため、カリキュラムを修了したあとには、

  • 求人を見る
  • 実際に作る・使ってみる
  • 考えたことを言葉にする
  • 前職経験とつなげる
  • 応募書類へ落とし込む

という作業が必要になります。

現役転職エージェントとして見ても、重要なのは「何を勉強したか」だけではありません。

「その学びを応募先でどう活かせるのか」まで相手に伝わる状態にすることが大切です。

学習中から転職準備を始めてもいい

「スクールを卒業してから求人を見よう」

「資格を取得してから転職活動を始めよう」

と考える方もいると思います。

ただ、すべての学習が終わるまで求人を見ない必要はありません。

学習中から求人を見ることで、

  • 今学んでいる内容が求人と合っているか
  • 不足しているスキルは何か
  • 未経験でも応募できる求人があるか
  • どんな制作物が求められているか

を確認できます。

すると、必要に応じて学習内容も修正できます。

「勉強してから転職」ではなく、「勉強と転職準備を並行する」

という考え方も持ってみてください。

転職エージェントは学習中でも使える?

まだ学習途中でも、転職時期や希望職種について相談し、転職市場の情報を知る方法はあります。

例えば、

  • 現在の経験から狙える求人
  • 希望職種で足りないスキル
  • 求人で求められている経験
  • 応募を始めるタイミング

などを確認することで、今後の学習を考える材料にもなります。

ただし、転職エージェントにすべて決めてもらうのではなく、求人や転職市場を知るための一つの手段として使うことが大切です。

そもそも転職エージェントを利用するか迷っている方は、転職エージェントは使うべき?現役転職エージェントが仕組み・メリット・注意点を解説も参考にしてください。

実際に利用する場合は、転職エージェントの選び方|現役転職エージェントが失敗しない6つの基準を解説で選び方をまとめています。

よくある質問

スクールを卒業すれば転職できますか?

卒業したことだけで転職が決まるわけではありません。

応募する求人に必要なスキル、制作物、これまでの経験、志望理由などを組み合わせて準備することが重要です。

実務経験がなくても制作物は意味がありますか?

職種によっては、自分が何をできるのかを伝える材料になります。

ただし、実務経験と同じものとして見せるのではなく、自主制作やスクール課題など、どのように制作したものか分かるようにしましょう。

スクールの課題をポートフォリオに入れてもいいですか?

応募先や作品内容によります。

掲載する場合は、自分が担当した部分、制作目的、工夫したことなどを説明できる状態にしておくことが大切です。

学習中でも転職活動を始めていいですか?

求人を見る、転職市場を調べる、相談するなどの準備は学習中でもできます。

むしろ求人を確認することで、今後何を学ぶべきか見えやすくなることがあります。

追加で資格を取った方がいいですか?

目指す仕事でその資格が必要なのかを先に確認しましょう。

資格を増やすこと自体ではなく、応募先で求められているスキルとの差を埋めることが重要です。

まとめ

リスキリングで新しいスキルを身につけても、学習を終えただけでは転職につながらないことがあります。

学習後は、

  1. 求人を見て必要なレベルを知る
  2. 学んだことを制作物・実践に変える
  3. 考えたことを言葉にする
  4. 前職経験と新しいスキルをつなげる
  5. 職務経歴書・志望動機に落とし込む

という順番で整理してみてください。

元スクール営業として、学習を終えたあとに「これが自分の武器なのか分からない」と悩む方を見てきました。

だからこそ、スクールを卒業することや資格を取得することだけをゴールにしないでほしいと思っています。

「学んだ」から「できる」へ。

そして、

「できる」から「転職先でどう活かすか」へ。

ここまでつなげることで、リスキリングで得たスキルをキャリアチェンジに活かしやすくなります。

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