20代未経験転職の志望動機はどう書く?現役転職エージェントが例文付きで解説

未経験転職の志望動機の書き方を解説する記事のアイキャッチ 未経験転職・キャリアチェンジ

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こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。

私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして転職やキャリアについての相談に携わっています。

20代で未経験職種への転職を考えたとき、特に悩みやすいのが志望動機です。

  • 未経験なのに何をアピールすればいい?
  • 「興味があります」だけでは弱い?
  • 今の仕事が嫌という理由はどう伝える?
  • 前職の経験は志望動機に使える?
  • 具体的な例文を見たい

こうした疑問を持つ方は少なくありません。

結論から言うと、未経験転職の志望動機では、

「なぜその仕事なのか」+「これまでの経験」+「すでにしている行動」+「入社後どう活かすか」

をつなげることが重要です。

単に「以前から興味がありました」「新しいことに挑戦したいです」だけでは、なぜその仕事なのかが伝わりにくくなります。

この記事では、現役転職エージェントの視点から、未経験転職の志望動機の作り方を具体例やNG例も交えて解説します。

20代の未経験転職で志望動機が重要な理由

経験者採用であれば、これまで同じ仕事をしてきた実績をそのまま説明できます。

しかし未経験転職の場合、応募職種そのものの実務経験がないため、企業側からすると、

「なぜこの仕事に挑戦したいのか」

「本当にこの仕事を理解しているのか」

「入社してから続けていけそうか」

という点も確認したくなります。

そのため、未経験転職の志望動機では「興味がある」だけで終わらせず、その理由に納得感を持たせることが大切です。

企業が未経験者のどこを見ているのかについては、20代の未経験転職で企業が見ているポイント7選でも詳しく解説しています。

未経験転職の志望動機は4つの順番で考える

志望動機がうまくまとまらない場合は、次の4つに分けて考えてみてください。

  1. なぜ今の仕事から転職したいのか
  2. なぜその職種に興味を持ったのか
  3. これまでの経験で活かせるものは何か
  4. 入社後に何を実現したいのか

この4つがつながっていると、志望動機に一貫性が出ます。

逆に、

「営業が嫌だから転職したい」

「マーケティングに興味があります」

だけでは、なぜマーケティングなのかが分かりません。

そこで、これまでの仕事の中にある「興味を持ったきっかけ」まで掘り下げます。

営業職からWebマーケティングへ転職したい場合

例えば、法人営業をしている人がWebマーケティングを目指すケースを考えてみます。

弱い志望動機

「以前からWebマーケティングに興味があり、今後伸びる分野だと思ったため志望しました。未経験ですが、早く仕事を覚えて頑張りたいです。」

これだと、

「なぜマーケティングなのか」

「営業経験はどう関係するのか」

が見えません。

改善した具体例

「法人営業として顧客への提案を行う中で、商談後の提案だけでなく、そもそもどのように見込み顧客を獲得するのかという部分に興味を持つようになりました。

そこでWebマーケティングについて学び始め、アクセス解析やSEO、広告運用の基礎を勉強しています。

これまで営業で培った顧客ニーズのヒアリングや提案経験を活かしながら、今後はデータをもとに顧客獲得の仕組みを考える仕事に携わりたいと考え、志望しました。」

この場合、

営業経験 → 興味を持ったきっかけ → 学習 → 次にやりたい仕事

がつながっています。

未経験だからこそ、「なぜその仕事なのか」をこれまでの経験から説明することが大切です。

営業経験を活かして別職種を目指したい方は、営業職からキャリアチェンジするなら何を学ぶ?おすすめスキル5選も参考にしてください。

営業職からカスタマーサクセスへ転職したい場合

営業からカスタマーサクセスへの転職を考えるケースもあります。

弱い志望動機

「新規営業が大変なので、既存顧客を支援するカスタマーサクセスに興味を持ちました。」

本音として新規営業がつらいという気持ちがあったとしても、それだけでは、

「新規営業から逃げたいだけなのでは?」

という印象になりやすくなります。

改善した具体例

「営業として新規顧客への提案を経験する中で、契約を獲得する瞬間だけでなく、その後に顧客がサービスを活用し成果を出すところまで支援したいと感じるようになりました。

特に既存顧客から活用方法について相談を受け、一緒に解決策を考えた際にやりがいを感じた経験があります。

これまでのヒアリング力や顧客折衝経験を活かし、今後は顧客の継続的な成功を支援する仕事に携わりたいと考えています。」

同じ「営業を辞めたい」という状況でも、

何が嫌だったのかではなく、次の仕事で何をしたいのか

まで整理すると志望動機は変わります。

カスタマーサクセスを目指す場合は、志望動機だけでなく、営業経験のどこを活かせるのか、転職前に何を学ぶのかも整理しておきましょう。

営業職からカスタマーサクセスへ転職する方法を詳しく見る

事務職から人事・採用へ転職したい場合

営業職だけでなく、事務職から別職種へのキャリアチェンジでも考え方は同じです。

弱い志望動機

「人と関わる仕事に興味があり、人事に挑戦したいと思ったため志望しました。」

これだけでは、なぜ人事なのかがまだ弱いです。

改善した具体例

「営業事務として、営業メンバーのサポートや新入社員への業務説明を担当する中で、人が仕事を覚え、活躍できるよう支援することにやりがいを感じるようになりました。

特に新しく入社したメンバー向けに業務マニュアルを整理し、質問対応を行った経験から、人材の採用や定着に関わる仕事に興味を持ちました。

これまで事務職で培った調整力や正確性、社内メンバーへのサポート経験を活かし、人事・採用業務に挑戦したいと考えています。」

ここでも、事務職の経験を捨てているわけではありません。

事務経験の中から、人事でも活かせる経験を抜き出しています。

「スキルがない」と感じる20代は経験を分解する

転職相談をしていると、

「自分には特別なスキルがありません」

と感じている方もいます。

ただ、本当に何もないとは限りません。

例えば販売職を3年間続けていた場合でも、

  • 顧客の希望を聞く
  • 商品を提案する
  • 売上目標を追う
  • 在庫を管理する
  • 新人を教育する
  • 店舗メンバーと連携する

といった経験があります。

これらをそのまま「販売経験」とまとめるのではなく、応募職種に合わせて分解します。

例えば営業職を目指すなら、

「接客で培ったニーズ把握と提案経験」

事務職を目指すなら、

「在庫管理や売上管理で身につけた正確性」

人事を目指すなら、

「新人教育や店舗内の調整経験」

というように変わります。

未経験転職では、自分の経験を応募先の仕事に翻訳することが重要です。

現役転職エージェントとして感じる志望動機のズレ

志望動機を考えるときに、私が特に気になるのが、

転職理由と志望動機がつながっていないケースです。

例えば、

「今の会社は残業が多いので転職したい」

と言っているのに、応募先を選ぶ基準が年収だけになっている。

「新規営業がつらいから転職したい」

と言っているのに、応募先も新規営業中心。

これでは、仮に転職できても、同じ悩みを繰り返す可能性があります。

だから志望動機を作る前に、

「自分は何を叶えるために転職するのか?」

を整理してほしいと思っています。

志望動機は面接に通過するためだけの文章ではありません。

自分が次の会社を選ぶ基準を整理する作業でもあります。

「御社だから応募した」をどう作る?

未経験転職では、職種への志望理由だけでなく、

「なぜこの会社なのか」

も必要になります。

ここでありがちなのが、

「企業理念に共感しました」

「成長できる環境に魅力を感じました」

という表現です。

間違いではありませんが、これだけでは多くの会社に当てはまります。

そこで求人票や企業サイトを確認し、

  • 扱っているサービス
  • 顧客層
  • 担当する仕事内容
  • 未経験者の育成環境
  • 企業が今後伸ばしたい事業

などから、自分が惹かれた部分を探します。

例えば、

「御社は営業だけではなく、顧客データを活用したマーケティング支援まで行っており、営業経験を活かしながらマーケティング領域へ経験を広げられる点に魅力を感じました」

というように、企業の特徴と自分のキャリアをつなげると具体的になります。

未経験転職の志望動機で避けたいNG例

「成長したい」だけで終わる

「成長したい」という言葉自体が悪いわけではありません。

ただ、

「何をできるようになりたいのか」

がないと抽象的です。

例えば、

「マーケティングについて成長したい」

ではなく、

「営業で培った顧客理解にデータ分析やWeb集客の知識を加え、顧客獲得まで考えられる人材になりたい」

まで具体化します。

今の会社への不満だけを書く

給与、上司、人間関係、残業など、転職を考えたきっかけがネガティブなこと自体は珍しくありません。

ただし、志望動機まで、

「今の会社が嫌だから」

で終わらせないことが重要です。

「だから次は何を実現したいのか」

まで変換しましょう。

企業が変わっても使える文章になっている

会社名だけ変えればどこにでも提出できる志望動機は、具体性が弱くなりやすいです。

少なくとも、

「なぜその職種なのか」

「なぜその会社なのか」

を分けて考えましょう。

未経験転職の志望動機テンプレート

どうしても文章がまとまらない方は、まず次の形に当てはめてみてください。

現職では【現在の仕事】を担当しており、【具体的な経験】を経験してきました。

その中で【応募職種に興味を持ったきっかけ】を経験し、【応募職種】に携わりたいと考えるようになりました。

現在は【勉強・資格・実践していること】に取り組んでいます。

これまで培った【活かせる経験・強み】を活かしながら、御社の【企業・求人の具体的な特徴】の中で【実現したいこと】に挑戦したいと考え、志望しました。

ただし、これはそのまま提出する文章ではありません。

自分の経験と応募企業に合わせて具体化するための土台として使ってください。

志望動機を書く前に求人を見る

志望動機が書けない原因の一つが、応募する仕事について十分に知らないことです。

まず、興味のある職種の求人を10件程度見てみてください。

複数の求人を見ると、

「この経験がよく求められている」

「未経験でもここまでは必要そう」

「自分の営業経験が使えそう」

といったことが見えてきます。

すると、志望動機だけでなく、今後何を勉強すべきかも考えやすくなります。

足りないスキルは転職前に補う

求人を見て、自分に足りないスキルが分かったら、そこで初めて学習を考えます。

本やオンライン教材で独学する。

資格を取得する。

実際に成果物を作る。

必要であればスクールを利用する。

方法はいくつもあります。

大切なのは、

「なんとなく勉強する」のではなく、「目指す仕事に必要だから学ぶ」

という順番です。

資格を先に取るべきか迷っている方は、転職に資格は必要?現役転職エージェントが「取るべき人・取らなくていい人」を解説も参考にしてください。

独学かスクールか迷っている方は、リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方で、それぞれの違いを解説しています。

すでに学習を始めている方は、リスキリングで学んだスキルを転職につなげる5ステップもあわせて確認してみてください。

自分一人で整理しづらいなら第三者に相談する

志望動機は、自分の経験を自分で整理する作業でもあります。

ただ、自分では当たり前だと思っている経験ほど、強みとして気づきにくいことがあります。

そんなときは、転職エージェントなど第三者に話してみる方法もあります。

大切なのは、相手に志望動機を全部作ってもらうことではありません。

自分の経験のどこが応募先で活かせそうなのかを整理するために使うという考え方です。

相談先を選ぶときのポイントは、転職エージェントの選び方|現役エージェントが失敗しない6つの基準を解説で詳しくまとめています。

第二新卒・既卒・フリーターで、志望動機を一人で整理しづらい方へ

応募書類や面接まで含めて相談しながら進めたい場合は、UZUZ第二新卒の無料相談を比較する方法もあります。

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よくある質問

未経験転職の志望動機は何文字くらいがいいですか?

応募フォームや履歴書によって記入できる文字数が違うため、絶対的な正解はありません。

文字数を埋めることより、「なぜその仕事か」「活かせる経験」「応募企業を選んだ理由」が伝わることを優先しましょう。

未経験の場合、前職の経験も書いた方がいいですか?

応募職種で活かせる経験があれば積極的に使いましょう。

未経験だからといって、それまでのキャリアがすべて無関係になるわけではありません。

まだ何も勉強していなくても応募できますか?

求人によっては応募できます。

ただ、未経験職種を志望する理由を説明するうえで、実際に少し学んでみることで仕事への理解も深まりやすくなります。

転職理由と志望動機は同じですか?

同じではありません。

転職理由は「なぜ今の環境から変えたいのか」、志望動機は「なぜその仕事・会社を選ぶのか」です。

ただし、この2つに一貫性があることが大切です。

まとめ

20代の未経験転職では、志望動機を「熱意」だけで作らないことが大切です。

まず、

  • なぜ転職したいのか
  • なぜその職種なのか
  • これまでの経験で何を活かせるのか
  • すでに何をしているのか
  • なぜその会社なのか
  • 入社後に何を実現したいのか

を整理してみてください。

営業からWebマーケティング。

営業からカスタマーサクセス。

事務から人事。

職種が変わっても、これまでの経験をすべて捨てる必要はありません。

今までの経験を次の仕事でどう活かし、足りない部分をどう補っているのか。

そこまで説明できると、未経験転職の志望動機は具体的になります。

そして現役転職エージェントとして特に伝えたいのは、志望動機を「面接に受かるためだけの文章」にしないことです。

自分は何を叶えるために転職するのか。

その答えと応募する仕事がつながっているかを確認してください。

半年後、1年後に同じ理由でまた転職したくならないためにも、自分自身が納得できる志望動機を作ることが大切です。

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