こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。
未経験の職種へ転職しようとすると、
- 経験がないのに職務経歴書へ何を書けばいい?
- 今までの仕事は応募先と関係ない?
- 職務要約はどう書く?
- 実績がなくても大丈夫?
- 自己PRと何を書き分ければいい?
と悩む方も多いと思います。
結論から言うと、未経験職種への転職でも、これまでの職歴を応募先で活かせる形に整理することが重要です。
職務経歴書は「経験した仕事を全部並べる書類」ではありません。
これまで何を経験し、どんな力を身につけ、それを次の仕事でどう活かせるのかを伝える書類です。
この記事では、現役転職エージェントの視点から、未経験職種へ応募するときの職務経歴書の書き方を解説します。
企業が未経験者を見るポイントから知りたい方はこちらも参考にしてください。
20代の未経験転職で企業が見ているポイント7選|現役転職エージェントが解説
未経験職種への職務経歴書で大切なこと
未経験職種へ応募する場合、応募先と同じ仕事をした経験がないのは当然です。
そこで重要になるのが、今までの仕事と応募先との共通点を見つけることです。
例えば営業職なら、
- 顧客へのヒアリング
- 提案
- 目標・数値管理
- 社内外との調整
- 資料作成
などの経験があります。
職種は変わっても、これらの経験がそのままゼロになるわけではありません。
「未経験だから何もない」ではなく、「これまでの経験の何を持っていけるか」で考えましょう。
職務経歴書はこの4つを意識して作る
職務要約
職務要約では、これまでどんな仕事をしてきた人なのかを簡潔に伝えます。
例えば営業経験があるなら、
法人営業として3年間、既存顧客への提案や新規顧客開拓を担当。顧客の課題をヒアリングし、ニーズに合わせた提案を行ってきました。
というように、仕事内容と強みが分かる内容にします。
未経験職種へ応募するからといって、これまでの経験を小さく書く必要はありません。
職務経歴・仕事内容
職務経歴では、担当した業務を採用担当者がイメージできるように書きます。
例えば、
- 担当顧客
- 具体的な業務内容
- 扱っていた商品・サービス
- 担当件数
- 実績
- 工夫したこと
などです。
業務名だけを並べるより、何を担当し、どんな工夫をしていたのかまで書く方が経験が伝わりやすくなります。
活かせる知識・スキル
次に、応募先でも活かせる経験を整理します。
例えば、
| これまでの経験 | 活かせるスキル |
|---|---|
| 営業 | ヒアリング・提案・数値管理 |
| 事務 | 正確性・Excel・業務管理 |
| 接客 | 顧客対応・ニーズ把握 |
| 新人教育 | 説明・育成・フォロー |
| 業務改善 | 課題発見・改善提案・実行 |
などがあります。
さらにリスキリングをしている場合は、現在学んでいるスキルも記載できます。
ただし、「勉強しました」だけではなく、何を学び、どこまで実践したのかまで整理しましょう。
リスキリングで学んだスキルを転職につなげるには?未経験者がやるべき5ステップ
自己PR
自己PRでは、職務経歴の中から応募先で特に活かせる強みを一つ選びます。
基本は、
強み → 根拠となる経験 → 応募先での活かし方
です。
自己PRの詳しい作り方や例文はこちらで解説しています。
未経験職種への転職で自己PRはどう書く?現役転職エージェントが例文付きで解説
職務経歴書を書く前に求人票を見る
職務経歴書を作る前に、応募する求人を確認してください。
特に見るのは、
- 仕事内容
- 必須条件
- 歓迎条件
- 求める人物像
です。
例えば「顧客との折衝経験」が歓迎されている求人なら、営業や接客での顧客対応を詳しく書く意味があります。
「Excelを使ったデータ集計」が求められるなら、事務経験の中からExcelを使った業務を前に出します。
同じ自分でも、応募先によって強調する経験は変わるということです。
例文|営業職からWebマーケターを目指す場合
職務要約
法人営業として3年間、既存顧客への提案および新規顧客開拓を担当してきました。顧客の課題をヒアリングし、ニーズに合わせた提案を行うとともに、売上目標から逆算した行動管理にも取り組んできました。
活かせる経験・スキル
- 顧客ニーズのヒアリング
- 課題に合わせた提案
- 営業数値の管理・改善
- 社内外との調整
- Webマーケティングの基礎学習
Webマーケターを目指す場合も、
「営業経験は関係ない」と切り離さないことがポイントです。
顧客理解・数字を見る力・改善する力など、共通する部分を探してみましょう。
未経験からWebマーケターになるには?仕事内容・必要スキル・転職までの5ステップ
例文|事務職からIT系職種を目指す場合
職務要約
営業事務として、受発注対応、売上データの管理、資料作成、問い合わせ対応などを担当してきました。複数業務を同時に進めるため、優先順位を整理し、正確かつ期限内に処理することを意識してきました。
活かせる経験・スキル
- Excelを使ったデータ管理
- 正確な事務処理
- 問い合わせ対応
- 複数業務の進捗管理
- 社内メンバーとの調整
職種が変わっても、こうした経験は応募先によって十分アピール材料になります。
「職務経歴書に書ける実績がない」と感じたら?
大きな売上実績や表彰歴がなくても問題ありません。
例えば、
- 業務ミスを減らした
- 作業時間を短縮した
- 顧客対応を改善した
- 目標達成のために行動を変えた
- 新人をフォローした
なども仕事上の経験です。
派手な成果を探すのではなく、自分が仕事で工夫したことを振り返ると書きやすくなります。
未経験職種への職務経歴書で避けたい書き方
経験した仕事をすべて同じ量で書く
応募先との関連性が高い経験は詳しく、関連性が低い業務は簡潔にするなど、メリハリをつけましょう。
「勉強しています」だけで終わる
資格やスクールで学んでいる場合も、学習内容だけでなく制作物や実践内容まで書けると具体的です。
自己PRが抽象的
「コミュニケーション力があります」だけではなく、その根拠となる経験を書きましょう。
未経験であることを隠そうとする
経験がないことを大きく見せる必要はありません。
今できること・学んでいること・これから身につけることを分けて伝える方が自然です。
志望動機とも一貫性を持たせる
職務経歴書で「営業経験を活かしてWebマーケターを目指す」と書いているのに、志望動機では全く別の理由を書いていると、転職理由が伝わりにくくなります。
職務経歴書・自己PR・志望動機を別々に考えるのではなく、
これまでの経験 → なぜ次の仕事を目指すのか → 何を活かせるのか
という一つの流れにしましょう。
20代未経験転職の志望動機はどう書く?現役転職エージェントが例文付きで解説
提出前に確認したいチェックポイント
- 職務要約だけで経歴の概要が分かるか
- 仕事内容が具体的に書かれているか
- 応募先で活かせる経験が分かるか
- 実績や工夫に根拠があるか
- 自己PRと職務経歴がつながっているか
- 誤字脱字や表記ゆれがないか
自分では判断しにくい場合は、第三者に見てもらう方法もあります。
転職エージェントとの面談では、職歴の整理や応募書類について相談できる場合もあります。
職務経歴書の作成から相談したい方へ
特に既卒・フリーターなど、職歴の見せ方や書類の組み立てに迷いやすい場合は、応募書類だけでなく就職活動全体を相談できる支援サービスを使う選択肢もあります。
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※第二新卒・既卒・フリーター向けの就職・転職支援サービスです。利用条件や支援内容などの最新情報は公式ページで確認してください。
転職エージェントとの面談で何を話す?現役エージェントが準備・聞かれることを解説
よくある質問
未経験職種でも職務経歴書は必要ですか?
応募先によって提出書類は異なりますが、中途採用では職務経歴書を求められることが一般的です。未経験の場合も、これまでの職歴や活かせる経験を整理しておきましょう。
応募先と関係のない職歴も書きますか?
基本的にはこれまでの職歴を記載します。ただし、応募先との関連性が高い経験をより詳しく書くなど、伝え方にメリハリをつけましょう。
実績を数字で書けない場合はどうすればいいですか?
無理に数字を作る必要はありません。担当業務、工夫したこと、改善したことなど、事実として説明できる経験を書きましょう。
職務経歴書は応募先ごとに変えた方がいいですか?
経歴そのものを変える必要はありませんが、求人で求められている経験に合わせて、職務要約や自己PRで強調するポイントを調整すると伝わりやすくなります。
まとめ
未経験職種への転職だからといって、職務経歴書に書くことがなくなるわけではありません。
重要なのは、
これまで何をしてきたか → どんな力を身につけたか → 次の仕事でどう活かせるか
という流れです。
職種名が変わっても、これまで積み上げてきた経験まですべてゼロになるわけではありません。
新しく学んだスキルと、これまでの経験を掛け合わせて伝えることを意識して職務経歴書を作ってみてください。

