こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。
新しいスキルを学びたいと思っても、仕事をしながらでは、こんな悩みが出てくるのではないでしょうか。
- 帰宅すると疲れて勉強する気になれない
- 平日と休日に、どのくらい学習すればいいか分からない
- 計画を立てても残業で崩れてしまう
- 教材を買ったものの途中で止まっている
- スクールに入れば続けられるのか迷う
結論から言うと、働きながらリスキリングを進めるなら、確保できる時間に合わせて、取り組む内容と期限を調整することが大切です。
私がスクール営業をしていたときには、独学が続かず相談に来る方がいました。一方で、受講料を払ったあとでも学習が続かなくなる方もいました。
だからこそ、学習を始める前に「自分の生活のどこに、何を学ぶ時間を入れるか」まで考えてほしいと思っています。
この記事では、働きながらリスキリングを続けるための学習時間の作り方、週間計画の例、途中で止まったときの立て直し方を解説します。
働きながらリスキリングを進めるには?
働きながら学ぶ場合、仕事が忙しい週もあれば、予定どおりに帰れる週もあります。毎日同じ時間を確保できるとは限りません。
そのため、最初から「毎日2時間勉強する」と決めるより、実際に使える時間と、目指す到達点を照らし合わせることから始めましょう。
例えば、今の業務でExcelの集計を改善したい場合と、別職種への転職に向けてWebサイトを制作したい場合では、学ぶ内容も必要な時間も変わります。
まだ学習する分野が決まっていない方は、リスキリングで何を学ぶ?20代・30代におすすめの7分野と選び方で、仕事やこれまでの経験との接点を整理してみてください。
リスキリングの学習時間はどう決める?
「何時間勉強するか」の前に到達点を決める
学習時間を考えるときは、まず「何ができるようになりたいか」を小さく具体化します。
- Excelでサンプルの売上データを集計し、グラフにまとめる
- 想定した読者に向けてWeb記事を1本作る
- スマートフォンでも読みやすいWebページを作る
- 短い動画にカット・テロップ・音量調整を加えて完成させる
これらは、最初の到達点の例です。完成しただけで転職に必要な水準を満たすという意味ではありません。
「動画を何時間見たか」に加えて、「何ができるようになったか」を確認できる目標にしましょう。
1週間の予定から使える時間を探す
次に、仕事・通勤・家事・休息などの予定を書き出します。睡眠を削る前提ではなく、無理なく確保できる時間を探してください。
例えば、平日は30分なら取り組めるのか、休日に90分程度のまとまった時間を取れるのかを考えます。
まず1週間試し、予定した時間と実際に取り組めた時間を比べると、次の計画を調整しやすくなります。
必要な学習量と確保できる時間を照らし合わせる
教材や講座に学習時間の目安がある場合は、自分の予定と比較しましょう。動画の視聴時間に加え、演習・復習・質問・修正に使う時間も必要です。
例えば、仮に週10時間を想定した講座に対して、自分が確保できるのが週4時間なら、その差をどう埋めるか検討する必要があります。
受講期間を調整できるか、学ぶ範囲を絞れるか、別の学習方法が合うかまで考え、気合いだけで申し込まないようにしましょう。
働きながら学ぶ週間スケジュールの例
以下は、平日の短時間学習と休日の実践を組み合わせた週4時間の仮の計画です。必要時間や習得・転職までの期間を示すものではありません。
| 曜日 | 時間 | 取り組む内容の例 |
|---|---|---|
| 月曜日 | 30分 | 教材の1単元を学び、分からない点をメモする |
| 火曜日 | 30分 | 前日に学んだ操作や考え方を実際に試す |
| 水曜日 | 休み | 学習を入れず、予定に余裕を持たせる |
| 木曜日 | 30分 | つまずいた部分を調べ、必要なら質問する |
| 金曜日 | 予備日 | 取り組めなかった内容があれば調整する |
| 土曜日 | 90分 | 作品制作や演習に取り組む |
| 日曜日 | 60分 | 修正・復習を行い、翌週の課題を決める |
合計は30分×3日+90分+60分=240分です。金曜日の予備時間は合計に含めていません。
ポイントは、平日に学んだ内容を、休日に使うところまで予定に入れることです。
通勤中に教材を読む方法もありますが、制作や操作練習が必要な分野では、PCなどで手を動かす時間も別に確保しましょう。休日が平日の方は、曜日を自分の勤務に合わせて置き換えてください。
リスキリングが続かないときは原因を分ける
学習が止まったときに、すぐ「自分には向いていない」と結論を出す必要はありません。何が進行を妨げているかによって、対処は変わります。
| 止まっている原因 | 見直すこと |
|---|---|
| 時間が足りない | 課題を小さく分け、学ぶ範囲や期限を調整する |
| 内容が分からない | どこまで理解できたかを整理し、基礎に戻る・質問する |
| 何のために学ぶか分からない | 仕事で使う場面や、最初に作りたいものを見直す |
| できているか判断できない | 課題の基準を確認し、添削やフィードバックを受ける |
忙しい週は課題を小さくする
予定が崩れたら、遅れをすべて翌日に積み上げるより、今週取り組む範囲を決め直しましょう。
例えば「Webページを完成させる」が難しければ、「見出しと本文を配置する」までに区切る方法があります。
ただし、課題を減らせば完成までの期間も変わります。講座の提出期限がある場合は、延長や学習計画の相談ができるか早めに確認してください。
分からないときは質問できる形にする
「全部分かりません」では、自分でも戻る場所を決めにくくなります。
- 何をしようとしたのか
- どこまではできたのか
- どの操作・説明で止まったのか
- 自分で何を試したのか
を整理すると、調べ直したり、講師などに質問したりしやすくなります。
学ぶ目的と実践する場面をつなぎ直す
教材を進めるだけになっているときは、「この知識をどこで使うのか」を考え直してみてください。
営業なら提案資料の改善、事務ならサンプルデータでの集計練習など、これまでの経験と新しい学びを結び付ける小さな課題を作る方法があります。
学習に業務のデータを使う場合は、社内ルールを確認し、使えない情報は架空のデータに置き換えましょう。
働きながら学ぶならスクールを使うべき?
スクールは、質問対応や添削、学習順序の整理など、自分に不足している支援を得るための選択肢です。
一方で、スクールに入っても、自分が学習に使える時間そのものが増えるわけではありません。
元スクール営業として、受講料を払っても学習が続かなかった方を見てきたからこそ、「申し込めば続く」だけを理由に選ばないでほしいと思っています。
学習方法から整理したい方は、リスキリングの独学とスクールの違い・向いている人を参考にしてください。
スクールを検討するなら、必要な学習時間、質問への返信目安、課題の添削方法、受講期間を確認しましょう。比較する項目は、リスキリングスクールの選び方と7つの確認ポイントでまとめています。
さらに受講場所で迷っている場合は、オンラインと通学の違いを「働きながら本当に続けられるか」という視点で比較すると判断しやすくなります。
無料相談では、自分が確保できる時間を伝えたうえで「このペースで進められるか」「遅れた場合はどうなるか」を聞いてみてください。スクールの無料カウンセリングで確認したい10の質問も活用できます。
学習時間だけでなく「できるようになったこと」を残す
週の終わりには、勉強した時間だけでなく、実際にできたことも短く記録しておきましょう。
- 何を学んだか
- 何を作った・改善したか
- どこを工夫したか
- 次に何を直すか
例えば「Excelを2時間勉強した」に加えて、「サンプルの売上データを商品別に集計できた」と残せば、進捗を具体的に確認できます。
転職を目指す場合は、その記録をもとに学習内容と前職経験のつながりを整理します。応募に向けた準備は、リスキリングで学んだスキルを転職につなげる5ステップで解説しています。
よくある質問
リスキリングは毎日何時間勉強すればいいですか?
分野、現在の知識、目標によって異なるため、一律には決められません。まず1週間で確保できる時間を確認し、教材の目安や課題量と比較して学ぶ範囲・期限を調整しましょう。
休日だけでもリスキリングはできますか?
休日を中心に学ぶ方法もあります。ただし、講座に授業や提出期限がある場合は、その条件に対応できるか確認してください。再開時に迷わないよう、次に取り組む内容をメモしておく方法もあります。
残業が多く、計画どおりに進みません
実際に取り組めた時間をもとに、課題量や期限を見直しましょう。講座を受講している場合は、遅れが大きくなる前に、学習計画や延長の可否を相談してください。
独学が続かなければスクールへ通うべきですか?
まず続かなかった原因を分けましょう。理解や添削の不足には支援が役立つ場合がありますが、時間不足なら受講前に生活や学習量の調整が必要です。
転職する予定がなく、現在の会社で学びを活かしたい方は、リスキリングは転職しない人にも必要?今の会社で活かす学び直しもあわせて確認すると、学習後の使い道を考えやすくなります。
まとめ
働きながらリスキリングを続けるには、学習意欲だけでなく、自分の生活に合った計画が必要です。
- 最初にできるようになりたいことを決める
- 確保できる時間と必要な学習量を比べる
- 知識を学ぶ時間と実践する時間を分けて予定に入れる
- 止まったら、時間・理解・目的など原因ごとに見直す
- 学習時間に加えて、できるようになったことを残す
元スクール営業と現役転職エージェントの視点から大切だと考えるのは、学びを続けることと、その学びを仕事で使える形にすることを、両方意識することです。
まずは来週、いつ何に取り組むかを決め、無理なく実践できる計画か試してみてください。

