こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は以前、スクール営業として、スキルアップやキャリアチェンジを考えている方の相談に携わっていました。
現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談を受けています。
リスキリングスクールを探していると、
- 完全オンライン
- 通学型
- オンライン・通学どちらも対応
といったスクールがあります。
働きながら学びたい方ほど、
- オンラインの方が楽?
- 通学した方が挫折しにくい?
- 質問しやすいのはどっち?
- オンラインの方が安い?
- 転職支援に違いはある?
- 結局、自分にはどちらが向いている?
と迷うのではないでしょうか。
結論から言うと、オンラインと通学のどちらが優れているかではなく、自分が「学習を続けやすく、分からないことを解決できる環境」を選ぶことが重要です。
オンラインでも講師へリアルタイムで質問できるスクールはありますし、通学でも授業以外は自習が中心という場合があります。
そのため、
「オンラインか通学か」だけでは、スクールの学びやすさは判断できません。
この記事では、元スクール営業の視点から、オンラインと通学を7つの項目で比較し、それぞれ向いている人と契約前に確認したいポイントを解説します。
スクール全体の選び方については、リスキリングスクールの選び方|元スクール営業が後悔しない7つのポイントを解説も参考にしてください。
オンラインと通学の違いを先に比較
まず、大まかな違いを整理します。
| 比較項目 | オンライン | 通学 |
|---|---|---|
| 受講場所 | 自宅など | 校舎・教室 |
| 移動時間 | 基本的に不要 | 必要 |
| 時間の柔軟性 | 高い場合が多い | 授業時間が決まる場合がある |
| 質問方法 | チャット・Zoom・面談など | 対面・授業中・個別相談など |
| 学習環境 | 自分で用意する | 教室を利用できる場合がある |
| 他の受講生との交流 | サービスによる | 接点を持ちやすい場合がある |
| 費用 | スクールによる | スクールによる |
ここで大切なのは、表だけを見て、
「忙しいからオンライン」
「質問したいから通学」
とすぐに決めないことです。
実際には、同じオンラインでも授業やサポートの仕組みは大きく異なります。
オンラインスクールのメリット
通学時間を減らせる
社会人にとって大きいのが、移動時間を減らせることです。
例えば仕事後に片道30分のスクールへ通う場合、往復だけで1時間かかります。
オンラインなら、その時間を、
- 動画を見る
- 課題に取り組む
- 復習する
- 休息する
などに使えます。
特に仕事・家事などと両立する場合、学習そのもの以外に必要な時間も含めて考えることが重要です。
住んでいる場所に左右されにくい
オンラインなら、近くに校舎がないスクールでも受講できる場合があります。
そのため、スクール選びを「通える範囲」だけに限定せず、
- 学習内容
- 講師
- 添削
- 質問環境
- 転職支援
などから比較しやすくなります。
文部科学省の社会人向け学び直しポータル「マナパス」でも、さまざまな社会人向け講座を探すことができます。
自分の生活に合わせやすい場合がある
特に録画教材を中心としたスクールでは、決められた時間に授業を受けるのではなく、自分の都合に合わせて進められる場合があります。
残業や予定が変わりやすい方にはメリットです。
ただし、オンライン=必ず好きな時間に学べるわけではありません。
ライブ授業や面談日時が決まっているサービスもあるため、申し込み前に確認してください。
オンラインスクールのデメリット・注意点
自分で学習を始める必要がある
オンラインは、移動しなくていい反面、
「今日は疲れたから明日にしよう」
と先延ばししやすい場合があります。
自由度が高いことと、続けやすいことは同じではありません。
特に録画教材中心の場合は、
- いつ勉強するか
- 週に何時間進めるか
- 遅れたらどう立て直すか
を自分でも管理する必要があります。
働きながらの学習計画については、働きながらリスキリングを続けるには?学習時間の作り方と無理のない計画を解説で詳しくまとめています。
質問方法が自分に合わないことがある
オンラインの質問方法には、
- チャット
- メール
- 掲示板
- Zoomなどのオンライン面談
- ライブ授業中の質問
などがあります。
ここで重要なのは、質問できるかではなく、どの方法で、どれくらいの速さで回答を受けられるかです。
「質問サポートあり」と書いてあっても、回答まで時間がかかる場合や、質問できる時間帯が決まっている場合があります。
自宅が勉強に向いていない場合がある
自宅には、
- スマートフォン
- テレビ
- ベッド
- 家事
など学習以外のものがあります。
自宅では集中しにくい方にとっては、通学することで学習場所を切り替えられることがメリットになる場合があります。
通学型スクールのメリット
「スクールへ行く」という予定を作れる
通学には移動時間が必要ですが、その反面、
学習する日時と場所を固定しやすい
という特徴があります。
自分一人では学習を後回しにしやすい方の場合、予定としてスクールへ通う方が続けやすいことがあります。
対面で質問・相談できる場合がある
分からない部分をその場で見せながら相談できるのは、対面のメリットの一つです。
例えばWebデザインやプログラミングなら、
「どこでつまずいているか自分でも説明できない」
ということがあります。
画面や制作物を一緒に確認できる環境があると、問題を整理しやすくなる場合があります。
ただし、通学型でも講師へいつでも個別質問できるとは限りません。
学習環境を切り替えやすい
教室や自習スペースが利用できるスクールなら、
「家では集中できない」
という問題を解決しやすくなります。
勉強する場所を作るために通学を選ぶ考え方もあります。
通学型スクールのデメリット・注意点
通学時間が必要
働きながら受講する場合、移動時間は無視できません。
授業が2時間でも、往復1時間かかれば、実際には3時間確保する必要があります。
仕事後に毎週続けられるかまで考えてください。
残業・予定変更の影響を受けやすい
固定日時の授業では、仕事が長引いたときに参加できなくなる可能性があります。
そのため、
- 振替授業はあるか
- 録画を見られるか
- 欠席した場合のフォローはあるか
- 別日へ変更できるか
を確認しておきましょう。
通えるスクールに選択肢が限られる
内容が良くても、毎週通うのが現実的ではなければ継続は難しくなります。
通学型を選ぶ場合は、
「今なら通える」ではなく「数か月続いても通えるか」
で判断してください。
オンラインと通学を7項目で比較
学習時間
残業・家事などで毎週の予定が変わりやすいなら、オンラインの柔軟性が役立つ場合があります。
一方、予定を決めないと勉強しない方なら、固定スケジュールの方が合う可能性があります。
質問のしやすさ
「オンラインだから質問しにくい」「通学だから質問しやすい」とは限りません。
確認するのは、
- 質問できる方法
- 対応時間
- 回答までの目安
- 個別相談の有無
です。
添削・フィードバック
リスキリングでは、知識を見るだけでなく実際に手を動かすことが重要です。
プログラミングならコード、Webデザインなら制作物、動画編集なら動画など、課題へどの程度フィードバックしてもらえるか確認しましょう。
オンライン・通学より、添削の中身の方が重要になる場合もあります。
学習を続けやすい環境
自分で予定を作れる人にはオンラインが合いやすく、外へ行った方が集中できる人には通学が合いやすい場合があります。
「便利か」ではなく、自分が実際に勉強するかで考えてください。
料金・総額
オンラインは校舎を使わないため料金を抑えられるサービスもありますが、必ずオンラインの方が安いとは限りません。
料金を見るときは、
- 受講料
- 入会金
- 教材費
- ソフト代
- 延長料金
- 通学なら交通費
まで含めて考えましょう。
料金の比較方法は、リスキリングスクールの料金相場は?費用の内訳・補助金・選び方を元スクール営業が解説でも詳しく解説しています。
転職支援
オンラインだから転職支援が弱い、通学だから強い、と一律には判断できません。
確認するのは、
- キャリア相談
- 職務経歴書添削
- ポートフォリオ添削
- 面接対策
- 求人紹介
などの具体的な内容です。
転職支援の違いについては、リスキリングスクールの転職支援は何をしてくれる?求人紹介・書類添削・面接対策を元スクール営業×現役転職エージェントが解説を参考にしてください。
授業形式
ここは特に重要です。
オンラインか通学かと、授業形式は別の話です。
オンラインでも、
- 録画教材を見るeラーニング
- ライブ型の集団授業
- 少人数授業
- マンツーマン
などがあります。
通学型でも、集団授業・個別指導・自習中心など学び方は異なります。
そのため、「オンラインか通学か」を決めたあとに、実際にどう教わるのかまで確認してください。
eラーニング・集団授業・少人数授業・マンツーマンでは、学習の進め方や質問・フィードバックの受け方が異なります。
eラーニング・集団・少人数・マンツーマンの違いと選び方を詳しく見る
オンラインスクールが向いている人
例えば、次のような方はオンラインを検討しやすいでしょう。
- 仕事の予定が変わりやすい
- 通学時間を減らしたい
- 近くに希望するスクールがない
- 自宅でも集中できる
- 自分で学習予定を管理できる
- チャットやオンライン面談でも質問できる
ただし、実際の授業日時や質問方法はスクールごとに確認してください。
通学型スクールが向いている人
例えば、次のような方は通学を検討しやすいでしょう。
- 自宅だと勉強を後回しにしてしまう
- 学習時間を予定として固定したい
- 対面で質問・相談したい
- 教室や自習環境を使いたい
- 他の受講生がいる環境で学びたい
- 無理なく通える場所に校舎がある
オンラインと通学を組み合わせる方法もある
必ずどちらか一方だけを選ばなければいけないわけではありません。
スクールによっては、
- 基本はオンラインで学ぶ
- 一部だけ教室を利用する
- オンラインと対面を選択する
- 動画教材+対面サポート
などの形式もあります。
仕事がある社会人にとっては、普段はオンライン、必要なときだけ対面という組み合わせが合う場合もあります。
スクールを選ぶ前に確認したい8項目
オンライン・通学で迷ったら、無料カウンセリングで次の項目を確認してください。
- 授業は録画・ライブ・対面のどれですか?
- 授業日時は固定ですか?
- 欠席した場合は振替できますか?
- 質問はどの方法でできますか?
- 質問できる時間帯は決まっていますか?
- 課題・制作物はどこまで添削してもらえますか?
- オンラインと通学を途中で変更できますか?
- 転職支援はオンラインでも同じ内容を受けられますか?
無料カウンセリングは「入会するための場」ではなく、自分が数か月使い続けられる環境かを確認する場として利用しましょう。
質問内容をまとめて確認したい方は、スクールの無料カウンセリングで何を聞く?元スクール営業が質問10項目を解説も参考にしてください。
オンライン・通学を選ぶときに一番大切なこと
スクール選びでは、便利そうな方を選ぶだけでは十分ではありません。
大切なのは、
「この環境なら、自分は実際に学習を続けられるか?」
です。
オンラインでも学習を継続できれば問題ありません。
一方、一人では進めにくいのであれば、通学して学習する時間を固定することに価値があります。
また、オンライン・通学よりも、
- 学ぶ内容
- 実践課題
- 添削
- 質問環境
- 転職支援
の方が重要になる場合もあります。
受講場所だけでスクールの良し悪しを判断しないことが大切です。
よくある質問
働きながらならオンラインと通学どちらがおすすめですか?
一律には決められません。
残業などで予定が変わりやすいならオンラインの柔軟性が役立つ場合があります。一方、予定を固定した方が勉強を続けられる方には通学が合う可能性があります。
オンラインスクールは挫折しやすいですか?
オンラインだから必ず挫折するわけではありません。
学習計画、定期面談、質問環境、進捗管理など、継続を支える仕組みがあるか確認しましょう。
オンラインの方が料金は安いですか?
安いサービスもありますが、必ずオンラインの方が安いとは限りません。
受講料だけではなく、教材・ソフト・サポート・延長料金などを含めた総額で比較してください。
オンラインでも転職支援を受けられますか?
オンラインでキャリア面談、書類添削、面接対策などを提供しているサービスもあります。
重要なのは受講形式ではなく、そのスクールで具体的に何を受けられるかです。
オンラインなら録画授業ですか?
必ずしもそうではありません。
録画型、ライブ型、少人数、マンツーマンなどさまざまです。
「オンライン」という言葉だけで判断せず、授業形式まで確認しましょう。
まとめ
リスキリングスクールのオンラインと通学には、それぞれメリット・注意点があります。
オンラインは、
- 通学時間を減らしやすい
- 場所の選択肢を広げやすい
- 生活に合わせやすい場合がある
という特徴があります。
一方、通学には、
- 学習する時間・場所を固定しやすい
- 対面で相談できる場合がある
- 自宅と学習環境を分けやすい
という特徴があります。
ただし、一番重要なのは「オンラインか通学か」だけではありません。
学習内容・質問環境・添削・授業形式・転職支援まで含めて、自分が継続できる環境を選ぶことです。
まずは、
「自分はいつ勉強するのか」
「どこで勉強すると続けやすいのか」
「分からないときに、どんな方法なら質問しやすいのか」
を整理してからスクールを比較してみてください。

