こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。
Web系の仕事に興味を持つと、選択肢の一つとして「Webマーケター」という仕事を目にすることがあります。
- Webマーケターって具体的に何をするの?
- 未経験からでも転職できる?
- SEOやWeb広告、SNSは全部勉強するべき?
- 資格は必要?
- 営業経験は活かせる?
このように疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Webマーケターを目指すからといって、最初からWebマーケティングのすべてを学ぶ必要はありません。
Webマーケティングには、SEO、Web広告、SNS、アクセス解析、コンテンツ企画など複数の領域があります。
まずは仕事内容を知り、実際の求人を見ながら、目指す仕事に必要なスキルを絞っていくことが大切です。
また、未経験転職では新しく学んだ知識だけではなく、これまでの仕事で培った経験とWebマーケティングをどう組み合わせるかも重要になります。
この記事では、未経験からWebマーケターを目指す方に向けて、仕事内容・必要なスキル・学び方・転職までの流れを5ステップで解説します。
IT・Web系にはWebマーケター以外にもさまざまな職種があります。まだ方向性を決めていない方は、先にこちらも参考にしてください。
未経験からIT・Web・クリエイティブ職へ転職するには?7職種と必要スキルを解説
Webマーケターとは?
Webマーケターは、Webを活用して商品やサービスを知ってもらい、問い合わせや購入などの成果につなげる仕事です。
例えば、企業のWebサイトにアクセスを集めるだけでは十分ではありません。
その先で、
- 資料請求してもらう
- 商品を購入してもらう
- サービスへ申し込んでもらう
- 店舗へ来てもらう
といった成果につなげることまで考えます。
そのためWebマーケターは、単に広告を出したりSNSを更新したりするだけではなく、
「誰に、何を、どの方法で届ければ成果につながるのか」
を考えながら改善を繰り返していく仕事だと考えると分かりやすいです。
Webマーケティングの代表的な5つの仕事
Webマーケティングといっても、仕事内容は一つではありません。
代表的な領域を見てみましょう。
SEO
SEOは、Googleなどの検索エンジンからWebサイトへアクセスしてもらうための施策です。
ユーザーが何を知りたいのかを考え、その検索意図に合うコンテンツを作ったり、Webサイトを改善したりします。
例えば、
- 検索キーワードを調べる
- 記事を企画する
- 検索順位やアクセス数を確認する
- 既存記事を改善する
といった仕事があります。
Web広告
GoogleやSNSなどに広告を出し、商品やサービスを必要としている人へ届ける仕事です。
広告を出して終わりではなく、
- 誰に広告を見せるか
- どんな広告文・画像にするか
- どのくらい費用を使うか
- どの広告から成果が出ているか
などを確認しながら改善します。
SNSマーケティング
Instagram、X、TikTokなどのSNSを活用して、認知拡大や集客につなげる仕事です。
投稿を作るだけではなく、ユーザーの反応を分析したり、企画を考えたりすることもあります。
企業によっては広告運用やインフルエンサー施策まで担当する場合もあります。
コンテンツマーケティング
記事、動画、ホワイトペーパーなどのコンテンツを通じて、見込み客との接点を作る方法です。
SEOと組み合わせることも多く、
「どんな情報ならターゲットに興味を持ってもらえるか」
を考える力が求められます。
アクセス解析・改善
Webサイトに来たユーザーが、どこから来て、どのページを見て、どんな行動をしたのかを分析します。
数字を見て、
「アクセスは多いのに問い合わせが少ない」
「このページから離脱する人が多い」
といった課題を見つけ、改善につなげていきます。
未経験からWebマーケターを目指すなら学びたいスキル
すべてを完璧にする必要はありませんが、未経験から目指すなら次のような知識を少しずつ身につけていくとよいでしょう。
| スキル | 学ぶ内容の例 |
|---|---|
| Webマーケティング基礎 | 集客から成果までの流れ、ターゲット設定など |
| SEO | キーワード、検索意図、コンテンツ企画 |
| Web広告 | 広告の仕組み、ターゲティング、効果測定 |
| アクセス解析 | アクセス数やユーザー行動の確認・改善 |
| コンテンツ制作 | 文章、企画、簡単な画像制作など |
| Excel・スプレッドシート | データ整理、集計、分析 |
ここで重要なのは、ツールの操作だけ覚えればWebマーケターになれるわけではないということです。
数字を見る目的は、レポートを作ることではありません。
数字から課題を見つけ、
「次に何を変えるべきか」
まで考えることがマーケティングでは重要です。
営業経験はWebマーケティングに活かせる?
営業職からWebマーケターへのキャリアチェンジを考えている方もいると思います。
営業とWebマーケティングは別の仕事ですが、これまでの経験をすべて捨てる必要はありません。
例えば営業では、
- 顧客の悩みを聞く
- 相手に合わせて提案する
- 商品やサービスの魅力を伝える
- 数字を追う
- 結果を振り返って改善する
といった経験があります。
これらはWebマーケティングでも、ユーザー理解や施策の企画、成果改善を考えるときに活かせる部分があります。
そのため、
営業経験を捨ててWebマーケターになる
のではなく、
営業経験+Webマーケティング
という考え方を持つことも大切です。
営業からキャリアチェンジするときに学びたいスキルは、こちらでも詳しく整理しています。
営業職からキャリアチェンジするなら何を学ぶ?おすすめのスキル5選
未経験からWebマーケターを目指す5ステップ
Webマーケターの求人を見る
勉強を始める前に、まず実際の求人を見てみてください。
同じ「Webマーケター」という求人でも、
- SEO中心
- Web広告中心
- SNS中心
- コンテンツ制作中心
- 幅広くマーケティングを担当
など仕事内容が異なります。
求人を10件程度見るだけでも、何が求められているのかが見えやすくなります。
興味のある領域を一つ選んで触ってみる
いきなりすべてを勉強する必要はありません。
例えばSEOに興味があれば、自分で記事を書いてみる。
SNSなら、テーマを決めて発信してみる。
Web広告なら、広告の仕組みや指標を学んでみる。
まず小さく触れて、
「もっと深くやってみたいと思えるか」
を確認しましょう。
基礎知識を学ぶ
方向性が決まったら、必要な基礎知識を学びます。
本、動画、オンライン教材などを使って独学する方法もあります。
一方で、
- 何から学べばいいか分からない
- 自分だけでは継続しづらい
- 課題へのフィードバックがほしい
という場合は、スクールを利用する方法もあります。
リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方を解説
実際に手を動かして成果物を作る
知識を覚えるだけでなく、実際に使ってみることが重要です。
例えば、
- ブログを作ってSEOを試す
- SNSアカウントを企画・運用する
- 架空の商品で広告施策を考える
- アクセスデータを見て改善案を考える
といった方法があります。
大切なのは、単に「やりました」で終わらず、
なぜその施策を行い、何を見て、次にどう改善したのか
まで説明できるようにすることです。
前職経験とWebマーケティングをつなげて転職活動をする
未経験転職では、
「Webマーケティングを勉強しました」
だけでは、自分の強みが伝わりにくいことがあります。
例えば営業経験があるなら、
「顧客へのヒアリングや提案経験を活かしながら、Web上で顧客獲得を考える仕事に挑戦したい」
というように、これまでの経験とのつながりを整理します。
現役転職エージェントとしても、転職を考えるときには、
「何を叶えたくて転職するのか?」
を最初に整理することが大切だと考えています。
学習したスキルを転職活動へどう落とし込むかは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
リスキリングで学んだスキルを転職につなげるには?未経験者がやるべき5ステップ
Webマーケターへの転職に資格は必要?
Webマーケターになるために、特定の資格が必須というわけではありません。
資格を通じて基礎知識を整理する方法はありますが、資格を取っただけで実務ができる状態になるとは限りません。
そのため、資格を取る場合も、
「この資格を取れば転職できるか」
ではなく、
「目指す仕事に必要な知識を補うために役立つか」
という視点で考えるのがおすすめです。
転職に資格は必要?現役転職エージェントが「取るべき人・取らなくていい人」を解説
Webマーケティングは独学とスクールどちらがいい?
最初は独学で触れてみる方法がおすすめです。
Webマーケティングは、記事を書く、SNSを運用する、アクセスデータを見るなど、自分でも試せることが比較的多い分野です。
まずやってみることで、
「マーケティングをもっと学びたい」
と思えるか確認できます。
そのうえで、体系的に学びたい、フィードバックがほしい、転職支援まで利用したいという場合はスクールを検討してもいいでしょう。
Webマーケティングスクールを比較するなら、SEO・広告・SNSのどこを学べるか、施策を考える実践課題があるか、データ分析や改善案へのフィードバックを受けられるかを確認しましょう。
「幅広く学べるか」だけでなく、目指す仕事に必要な領域を実践できるかが大切です。具体的な比較項目は、Webマーケティングスクールの選び方|未経験者向け7つの比較ポイントで詳しく解説しています。
Webマーケターが向いている人
Webマーケターは、次のようなことに興味がある人が検討しやすい仕事です。
- 「なぜ売れたのか」を考えるのが好き
- 数字を見て改善するのが苦ではない
- ユーザーの気持ちを考えるのが好き
- 企画を考えることに興味がある
- 試して改善することを続けられる
一方で、Webマーケティングは正解が一つに決まっている仕事ではありません。
施策を実施しても、想定通りの結果が出ないこともあります。
その結果を見ながら、次の方法を考えていくことが求められます。
よくある質問
未経験からWebマーケターに転職できますか?
未経験者を対象とした求人もありますが、求められる経験やスキルは企業によって異なります。
まず求人を確認し、必要な知識を学びながら、自分でもWebマーケティングに触れてみることをおすすめします。
Webマーケターはプログラミングも必要ですか?
必ずしもプログラマーのようにコードを書く必要があるわけではありません。
ただし、Webサイトの仕組みやHTML・CSSなどの基礎を知っていると、仕事によっては役立つことがあります。
営業からWebマーケターに転職できますか?
仕事内容は異なりますが、営業で培った顧客理解、提案、数字管理などを活かせる場面があります。
営業経験をなくすのではなく、「営業経験+Webマーケティング」として強みを整理してみましょう。
SEO・広告・SNSは全部できないといけませんか?
最初からすべてを高いレベルでできる必要はありません。
求人によって担当領域は異なるため、まず目指す仕事を確認し、その仕事で必要な領域から学ぶことが大切です。
まとめ
Webマーケターは、Webを使って商品やサービスを必要としている人へ届け、成果につなげる仕事です。
仕事内容には、
- SEO
- Web広告
- SNS
- コンテンツマーケティング
- アクセス解析
などがあります。
未経験から目指す場合は、いきなりすべてを勉強するのではなく、
求人を見る → 興味のある領域を試す → 基礎を学ぶ → 実践する → 前職経験とつなげて転職活動をする
という順番で考えてみてください。
そして大切なのは、Webマーケティングを学ぶこと自体をゴールにしないことです。
これまでの経験に、新しく学んだスキルをどう掛け合わせるのか。
その先で、どんな仕事やキャリアを実現したいのか。
そこまで考えることで、学びを次のキャリアにつなげやすくなります。

