こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。
私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。
転職エージェントを利用していると、
- 希望と違う求人ばかり紹介される
- 興味のない職種を勧められる
- 年収や勤務地が希望条件と合わない
- 断ると求人を紹介されなくなりそうで不安
- 担当者を変えた方がいいのか迷う
ということがあります。
結論から言うと、希望と違う求人へ無理に応募する必要はありません。
ただし、単に「違うので応募しません」と断るだけではなく、何が希望と違ったのかを具体的に伝えることが大切です。
この記事では、現役転職エージェントの視点から、希望と違う求人を紹介される原因と、断るときの伝え方、改善しない場合の対処法まで解説します。
転職エージェントとの面談で何を伝えればいいか迷っている方は、先にこちらも参考にしてください。
転職エージェントとの面談で何を話す?現役エージェントが準備・聞かれることを解説
転職エージェントから希望と違う求人を紹介されることはある
希望条件を伝えていても、完全に一致しない求人が紹介されることはあります。
例えば、
- 仕事内容は合うが年収が希望より低い
- 年収は合うが希望していた業界ではない
- 職種は近いが働き方が違う
- 希望していなかったが経験を活かせる仕事を提案された
といったケースです。
ここで大切なのは、「希望と違う求人=悪い求人」とすぐ判断しないことです。
自分では考えていなかった選択肢でも、これまでの経験を活かせる可能性があるためです。
一方で、希望を何度伝えても大きく外れた求人ばかり届くのであれば、担当者との認識をすり合わせる必要があります。
転職エージェントの求人が希望と違う5つの原因
希望条件の優先順位が伝わっていない
よくあるのが、希望条件は伝えているものの、どれが一番重要なのかが伝わっていないケースです。
例えば、
- 年収を上げたい
- 仕事内容を変えたい
- 残業を減らしたい
- リモートワークをしたい
- 勤務地も変えたい
とすべて伝えた場合、担当者からすると何を優先して求人を探すべきか判断しにくくなります。
そこで、
- 絶対に譲れない条件
- できれば叶えたい条件
- 条件次第では妥協できるもの
に分けて伝えましょう。
転職の軸の決め方|現役転職エージェントが希望条件の優先順位を3ステップで解説
希望条件の伝え方が曖昧になっている
「働きやすい会社がいい」
「成長できる仕事がいい」
「できれば年収も上げたい」
といった表現だけでは、人によって受け取り方が変わります。
例えば「働きやすさ」なら、
- 残業月20時間以内
- 土日休み
- 転勤なし
- 通勤1時間以内
など、具体的な条件に変えてみましょう。
抽象的な希望を、求人を選べる条件まで具体化することがポイントです。
希望と現在の経験・スキルに差がある
希望条件そのものは伝わっていても、現在の経験では該当する求人が少ない場合があります。
特に未経験職種への転職では、
- 仕事内容を大きく変える
- 年収も上げる
- 働き方も改善する
と複数の条件を同時に求めると、選択肢が狭くなることがあります。
この場合は、
「どの条件が理由で求人が少なくなっているのか?」
を担当者へ確認してみてください。
希望条件を伝えていても求人紹介そのものが少ない場合は、転職エージェントから求人を紹介されない主な原因と対処法も参考にしてください。
条件をすべて下げる必要はありません。自分の転職の軸と照らし合わせて、どこなら調整できるかを考えます。
転職エージェントの得意分野と希望が合っていない
転職エージェントによって、保有求人や得意な業界・職種は異なります。
例えば、IT・Web系へ転職したいのに、その領域の求人をほとんど扱っていないサービスを利用していれば、希望に近い求人を紹介してもらいにくくなります。
希望条件を具体的に伝えても改善しない場合は、サービス自体が自分の転職先と合っているかも確認しましょう。
転職エージェントの選び方|現役転職エージェントが失敗しない6つの基準を解説
経験を見てあえて別の求人を提案されている
希望とは少し違っていても、これまでの経験を見て別の職種を提案されることがあります。
例えば営業経験がある人に、
- SaaS営業
- カスタマーサクセス
- 採用関連職
など、本人が最初に想定していなかった仕事を紹介するケースです。
この場合は、すぐ断るのではなく、
「なぜ私にこの求人を紹介したのですか?」
と聞いてみてください。
理由を聞いたうえで、自分の転職の軸に合うか判断しましょう。
希望と違う求人は断ってもいい?
希望に合わない求人へ無理に応募する必要はありません。
紹介されたからといって、すべての求人へ応募する必要があるわけではありません。
むしろ、興味がないまま応募すると、面接準備に時間がかかったり、選考途中で辞退したりすることになります。
ただし、今後も同じ転職エージェントを利用するのであれば、断る理由を伝えることをおすすめします。
希望と違う求人を断るときの伝え方
求人を断るときは、次の4点を意識すると伝わりやすくなります。
- 紹介へのお礼
- 応募しない理由
- 今回優先している条件
- 今後紹介してほしい求人
例えば、次のように伝えられます。
「ご紹介ありがとうございます。仕事内容は興味深いのですが、今回の転職ではWebマーケティングの実務経験を積めることを最優先にしています。そのため今回は応募を見送ります。今後はWebマーケティング業務に直接携われる求人があれば、ぜひご紹介いただきたいです。」
求人だけでなく、面談・面接・内定など場面別の伝え方も確認したい方は、転職エージェントの断り方|求人・面談・面接・内定辞退の例文も参考にしてください。
ポイントは、「なぜ違ったのか」と「次は何を紹介してほしいのか」まで伝えることです。
条件別|希望と違う求人の伝え方
仕事内容が希望と違う場合
「今回の転職では○○の経験を積むことを最優先にしているため、△△が中心となるこちらの求人は今回は見送ります。」
年収が希望と違う場合
「仕事内容には興味がありますが、今回は年収○○万円以上を一つの条件としているため、今回は見送らせてください。」
勤務地・働き方が希望と違う場合
「現在の生活状況から○○エリアまでを希望しています。今後は同エリアで近い仕事内容の求人があればご紹介いただきたいです。」
求人を断ると紹介されなくなる?
求人を断ること自体を必要以上に心配する必要はありません。
ただし、毎回理由を伝えずに断るだけでは、担当者からすると「どんな求人なら応募したいのか」が分からないままです。
その結果、似た求人が再び紹介される可能性があります。
断るたびに希望条件を少しずつ具体化するという感覚で使うと、転職活動の軸も整理しやすくなります。
希望条件を下げるよう言われた場合は?
担当者から、
「もう少し年収を下げた方が求人があります」
「希望職種を広げた方がいいと思います」
と言われることもあります。
その場合、すぐ条件を変更するのではなく、
- なぜ難しいのか
- どの条件が特にネックなのか
- どこを調整すると求人が増えるのか
を確認しましょう。
現役転職エージェントとして相談するとき、私がよく確認しているのが、
「何を叶えたくて転職するのか?それは転職すれば本当にできるのか?」
という点です。
条件を下げるかどうかではなく、今回の転職で絶対に変えたいものは何かから判断してください。
何度伝えても希望と違う求人ばかりの場合は?
希望条件と優先順位を具体的に伝えても、大きくズレた求人が続く場合は、次の対応を考えます。
- もう一度面談して条件をすり合わせる
- 担当者の変更を相談する
- 別の転職エージェントも利用する
一度求人が合わなかっただけで担当者を変える必要はありません。
ただし、「希望と違う」と伝えても改善されない状態が続くのであれば、担当者やサービスとの相性を見直してもいいでしょう。
複数サービスを利用すると、扱う求人や担当者の提案方法の違いも比較できます。
転職エージェントを複数利用しても大丈夫?メリット・デメリットを解説
希望を伝えても状況が改善せず、担当変更を考えている場合は、転職エージェントの担当者を変更してもいい?判断基準と伝え方も確認してみてください。
紹介された求人へ応募するか迷ったときの3つの基準
希望と少し違う求人だからといって、すべて断る必要もありません。
迷ったら次の3点で判断してみてください。
- 転職の軸:今回一番叶えたいことに近づけるか
- 仕事内容:入社後に経験したい仕事ができるか
- 妥協できる条件:希望と違う部分を許容できるか
例えば年収は少し低くても、今後身につけたい経験を積めるのであれば検討する価値がある場合もあります。
逆に、条件は良くても、今回転職したい理由が何も解決しない求人なら慎重に考えた方がいいでしょう。
転職エージェントは求人紹介以外にも使える
転職エージェントは、求人を紹介してもらうためだけのサービスではありません。
求人を見ながら、
- 自分の希望条件は現実的か
- 経験をどのように評価されるのか
- どんな選択肢があるのか
- 何を優先して転職すべきか
を整理するためにも活用できます。
紹介された求人に応募するかどうかを自分で判断しながら使うことが大切です。
転職エージェントは使うべき?現役転職エージェントが仕組み・メリット・注意点を解説
よくある質問
紹介された求人は必ず応募する必要がありますか?
いいえ。希望に合わなければ応募を見送ることができます。今後も利用する場合は、なぜ合わなかったのかを伝えると希望を共有しやすくなります。
希望と違う求人を断ると失礼ですか?
断ること自体よりも、意思を曖昧にしたまま選考へ進む方が後から辞退する可能性が高くなります。応募しないと決めたら、理由とともに伝えましょう。
希望条件は細かく伝えた方がいいですか?
細かさだけでなく優先順位が重要です。すべてを必須条件にするのではなく、「譲れない条件」「できれば叶えたい条件」に分けましょう。
希望と違う求人ばかりなら担当者を変更すべきですか?
まず希望条件を再度具体的に伝えてみてください。それでも改善されない場合は、担当変更や別の転職エージェントを検討する方法があります。
まとめ
転職エージェントから希望と違う求人を紹介された場合も、無理に応募する必要はありません。
大切なのは、
- なぜその求人を紹介したのか確認する
- 希望条件の優先順位を整理する
- 合わない理由を具体的に伝える
- 次に紹介してほしい求人を伝える
- 改善しなければ担当者やサービスを見直す
ことです。
そして最終的には、「今回の転職で何を一番叶えたいのか」を基準に求人を判断しましょう。
転職エージェントの提案をそのまま受け入れるのではなく、自分の転職の軸を持ちながら活用することが、納得できる転職につながります。

