未経験からIT・Web・クリエイティブ職へ転職するには?7職種と必要スキルを解説

IT・Web・クリエイティブの未経験転職を解説する記事のアイキャッチ IT・Web・クリエイティブ

こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。

私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。

「手に職をつけたい」

「ITやWeb系の仕事にキャリアチェンジしたい」

そう思って調べ始めると、想像以上に多くの職種が出てきます。

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • アプリエンジニア
  • インフラ・クラウドエンジニア
  • Webデザイナー
  • 動画クリエイター・動画編集者
  • Webマーケター

そして、

「結局何が違うの?」

「未経験なら何を目指せばいい?」

「プログラミングとWebデザイン、どっちを勉強すればいい?」

と迷ってしまう方も多いと思います。

結論から言うと、「IT・Web系に行きたい」だけで、いきなり学ぶ内容を決めない方がいいです。

同じIT・Web分野でも、プログラムを書く仕事、デザインする仕事、動画を作る仕事、集客を考える仕事では、必要なスキルが大きく異なるからです。

元スクール営業として相談を受けていたときにも、勉強を始めたあとで「思っていた仕事と違った」と気づくケースがありました。

だからこそ、最初にやるべきなのはスクール選びではありません。

まず「どんな仕事をしたいのか」を知ることです。

この記事では、未経験からIT・Web・クリエイティブ職へのキャリアチェンジを考えている方に向けて、代表的な7職種と必要なスキル、職種選びの考え方を解説します。

IT・Web・クリエイティブ職は全部同じではない

「IT業界に行きたい」

「Web系の仕事をしたい」

という段階では、まだ職種が曖昧なことがあります。

例えば、

Webサービスの機能を作りたい

なら、プログラミング・エンジニア系。

サイトの見た目や使いやすさを作りたい

なら、Webデザイン系。

YouTubeやSNSなどの映像を作りたい

なら、動画制作・動画編集系。

というように方向が変わります。

「パソコンを使う仕事」という点では似ていますが、日々の仕事内容も必要な知識も違います。

そのため、「とりあえずプログラミングスクールに入る」ではなく、まず職種を知ってから必要なスキルを調べることをおすすめします。

IT・Web・クリエイティブ系の代表的な7職種

職種 主な仕事 学ぶ内容の例
フロントエンドエンジニア Webサイト・Webアプリの画面側を作る HTML・CSS・JavaScriptなど
バックエンドエンジニア Webサービスの裏側の処理を作る Java・PHP・Python・Ruby・DBなど
アプリエンジニア スマートフォンアプリなどを開発する Swift・Kotlinなど
インフラ・クラウドエンジニア サービスが動く環境を支える Linux・ネットワーク・AWSなど
Webデザイナー Webサイトの見た目やレイアウトを作る Figma・Photoshop・HTML・CSSなど
動画クリエイター・動画編集者 映像の編集・演出・制作を行う Premiere Pro・After Effectsなど
Webマーケター Webを使って集客・売上改善を考える SEO・広告・アクセス解析・SNSなど

フロントエンドエンジニア|Webの見える部分を作る

フロントエンドエンジニアは、WebサイトやWebサービスでユーザーが実際に見る画面側を作る仕事です。

例えば、

  • ボタンを押したときの動き
  • 入力フォーム
  • スマートフォンでの表示
  • 画面上の情報の切り替え

などを実装します。

HTML・CSS・JavaScriptなどを学ぶのが代表的です。

Webデザインと近く見えますが、デザインが「どう見せるか」に近いのに対し、フロントエンドは「どう動かすか」に近い仕事です。

バックエンドエンジニア|Webサービスの裏側を作る

バックエンドエンジニアは、ユーザーから直接見えにくいWebサービスの裏側を作ります。

例えばECサイトなら、商品情報、ユーザー情報、注文、在庫などのデータを処理する仕組みが必要です。

こうした処理を支えるのがバックエンド側です。

Java、PHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語や、データベースについて学ぶことがあります。

「見た目よりも、仕組みやロジックを考える方が好き」という人が検討しやすい職種です。

アプリエンジニア|スマートフォンアプリなどを作る

アプリエンジニアは、スマートフォンなどで利用するアプリケーションを開発します。

ショッピングアプリ、予約アプリ、SNS、ゲーム、業務用アプリなど、作るものはさまざまです。

iPhone向けではSwift、Android向けではKotlinなどが使われることがあります。

同じ「プログラマー」でも、何を作るかによって学ぶ技術は変わります。

そのため「プログラミングを学ぶ」と決める前に、どんなものを作りたいのかを考えることが大切です。

プログラマーの種類をもっと詳しく知りたい方は、プログラマーの種類7選|未経験から目指すなら何を学ぶ?も参考にしてください。

インフラ・クラウドエンジニア|ITサービスの土台を支える

ITの仕事は、プログラムを書く仕事だけではありません。

Webサービスやシステムを安定して動かすためには、サーバー、ネットワーク、クラウドなどの環境も必要です。

インフラ・クラウドエンジニアは、こうしたITサービスの土台を設計・構築・運用する仕事です。

学ぶ内容としては、

  • Linux
  • ネットワーク
  • サーバー
  • AWSなどのクラウド
  • セキュリティ

などがあります。

Webデザイナー|目的に合わせてWebをデザインする

Webデザイナーは、企業やサービスなどのWebサイトのデザインを担当します。

単に「おしゃれなサイトを作る仕事」ではありません。

誰に見てもらうのか。

何を伝えるのか。

どうすれば使いやすいのか。

といった目的まで考えてデザインします。

学ぶ内容としては、Figma、Photoshop、Illustrator、デザインの基礎、HTML・CSSなどがあります。

また、未経験から目指す場合には、自分が何を作れるのかを見せるポートフォリオも重要です。

Webデザインに興味がある方は、未経験からWebデザイナーになるには?必要スキル・ポートフォリオ・転職までの5ステップで詳しく解説しています。

動画クリエイター・動画編集者|映像で情報を伝える

動画編集では、撮影された素材をつなぐだけではありません。

  • 必要な映像を選ぶ
  • 不要な部分をカットする
  • テロップを入れる
  • BGMや効果音を付ける
  • 映像全体の構成を整える

などの作業があります。

Premiere ProやAfter Effectsなどのソフトを学ぶケースがあります。

ただし、「動画編集ソフトを使える=すぐ仕事になる」というわけではありません。

目的に合わせて編集できるか、実際にどんな作品を作れるかも重要です。

詳しくは、未経験から動画編集者・動画クリエイターに転職するには?必要スキル・ポートフォリオ・学び方を解説も参考にしてください。

Webマーケター|Webを使って集客や売上改善を考える

Webマーケターは、Webを使って集客や売上改善を考える仕事です。

例えば、

  • SEO
  • Web広告
  • SNS
  • アクセス解析
  • コンテンツ企画

などがあります。

営業経験がある人なら、顧客へのヒアリングや提案経験を活かせる場面もあります。

「営業経験+Webマーケティング」

というように、今までの経験と新しいスキルを組み合わせて考えることもできます。

「未経験ならどれが転職しやすい?」だけで選ばない

職種を調べていると、

「未経験におすすめ」

「手に職がつく」

といった言葉も目にすると思います。

ただ、「入りやすそうだから」という理由だけで職種を決めるのはおすすめしません。

転職すること自体がゴールではないからです。

例えば、

「在宅で働けそうだからWebデザイナー」

「稼げそうだからプログラマー」

「楽しそうだから動画編集」

と決めても、実際の仕事内容が自分に合わなければ、転職後に再び悩む可能性があります。

「何を叶えるためにキャリアチェンジするのか?」

を先に考えてみてください。

プログラミング・Webデザイン・動画編集で迷ったら

未経験から学び始める分野として、特に比較されやすいのが、

  • プログラミング
  • Webデザイン
  • 動画編集

です。

ざっくり分けると、

興味があること 検討しやすい分野
仕組みを作る・コードを書く プログラミング
見た目や使いやすさを考える Webデザイン
映像や演出で伝える 動画編集

もちろん、これだけで決める必要はありません。

実際に少し触れてみて、「もっとやってみたい」と思えるかを確認することも大切です。

3分野をまとめて比較したい方は、プログラミング・Webデザイン・動画編集どれを選ぶ?未経験向けに違いと選び方を比較も参考にしてください。

未経験キャリアチェンジは5ステップで考える

興味のある仕事を絞る

まずは、気になる仕事を2〜3職種程度まで絞ってみます。

最初から一つに決め切る必要はありません。

実際の求人を見る

職種名だけでイメージせず、実際の求人を10件程度見てみましょう。

仕事内容、必要スキル、未経験可かどうか、求められる経験を確認します。

一度自分で触ってみる

いきなり高額なスクールへ申し込まず、本、動画、オンライン教材などで一度試してみます。

プログラミングなら簡単なコードを書く。

WebデザインならバナーやWebページを作る。

動画編集なら短い動画を一本編集する。

実際に触ることで、自分に合いそうかを判断しやすくなります。

続けたい分野を本格的に学ぶ

「もっとやってみたい」と思えた分野を深く学びます。

独学で進めるのか、スクールを利用するのかも、この段階で考えればいいでしょう。

学習と同時に転職市場を見る

勉強がすべて終わるまで求人を見ないのではなく、途中から転職市場も確認します。

そうすることで、

「何が足りないのか」

「どこまでできれば応募できそうか」

が分かりやすくなります。

勉強しただけで転職につながるとは限らない

ここは、元スクール営業と現在の転職エージェントという両方の立場から特に伝えたい部分です。

カリキュラムを終えた。

資格を取った。

動画教材を見終わった。

それだけでは、必ずしも転職活動で評価されるとは限りません。

例えばWebデザイナーなら作品。

プログラマーなら実際に作ったWebサービスやアプリ。

動画編集なら編集した動画。

そして、

「なぜそれを作ったのか」

「どこを工夫したのか」

まで説明できる状態を目指します。

「学んだ」から「できる」へ移すことが重要です。

学習後に転職へどうつなげればいいかは、リスキリングで学んだスキルを転職につなげる5ステップでも詳しく解説しています。

独学とスクール、どちらがいい?

IT・Web・クリエイティブ分野は、オンライン教材や動画など、個人で学べる環境も多くあります。

まず独学で触れてみる方法もあります。

一方で、

  • 何から学べばいいか分からない
  • 独学を試したが続かなかった
  • 質問できる環境がほしい
  • 作品へのフィードバックがほしい

という人にとっては、スクールも選択肢になります。

ただし、スクール選びそのものを目的にしないようにしてください。

独学とスクールの違いは、リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方で詳しく解説しています。

よくある質問

未経験からプログラマーに転職できますか?

未経験可の求人もありますが、企業や仕事内容によって求められるレベルは異なります。

まず何を作る仕事を目指すのかを決め、基礎学習と実際に作る経験を進めることが重要です。

Webデザイナーとプログラマーは何が違いますか?

WebデザイナーはWebサイトの見た目や使いやすさを考える仕事、プログラマーはプログラムを実装して機能を作る仕事が中心です。

ただし、企業や仕事によって担当範囲が重なる場合もあります。

動画編集は未経験から仕事にできますか?

まず編集ソフトの操作だけでなく、実際に動画を制作し、作品として見せられる状態を作ることをおすすめします。

求人や案件によって求められるスキルは異なります。

結局どの職種がおすすめですか?

一律におすすめできる職種はありません。

「何を作ることが楽しいか」「どんな仕事をしたいか」「求人では何が求められているか」を確認して選びましょう。

まとめ

IT・Web・クリエイティブ職へキャリアチェンジしたいと思ったとき、最初にスクールを選ぶ必要はありません。

まず、職種の違いを知ることから始めてください。

今回紹介したのは、

  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • アプリエンジニア
  • インフラ・クラウドエンジニア
  • Webデザイナー
  • 動画クリエイター・動画編集者
  • Webマーケター

です。

どれも同じIT・Web分野に見えても、仕事内容も必要なスキルも違います。

そして、元スクール営業×現役転職エージェントとして特に伝えたいのは、

「何を勉強するか」から始めないことです。

何の仕事をしたいのか。

その仕事では何が必要なのか。

今の自分には何が足りないのか。

その不足をどう補うのか。

この順番で考えてみてください。

学んだことを「できること」に変え、それを次の仕事につなげるところまでが、キャリアチェンジのためのリスキリングです。

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