未経験からインフラエンジニアになるには?仕事内容・必要スキル・資格・転職までの5ステップ

未経験からインフラエンジニアになる方法を解説する記事のアイキャッチ IT・Web・クリエイティブ

こんにちは、「リスキリング転職ラボ」のユウです。

私は元スクール営業で、現在は現役転職エージェントとして、転職やキャリアについての相談に携わっています。

未経験からIT業界への転職を調べていると、「インフラエンジニア」という仕事を目にすることがあります。

  • インフラエンジニアって何をする仕事?
  • 未経験からでも転職できる?
  • プログラミングは必要?
  • CCNAやAWSの資格は取った方がいい?
  • 何から勉強すればいい?

このように疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、未経験からインフラエンジニアを目指すなら、いきなり資格取得から始めるのではなく、まず仕事内容と求人を知ることが大切です。

インフラエンジニアと一言でいっても、ネットワーク、サーバー、クラウド、運用・保守など仕事内容はさまざまです。

何を目指すかによって、学ぶべき内容も変わります。

この記事では、未経験からインフラエンジニアへの転職を考えている方に向けて、仕事内容・必要なスキル・資格・学び方・求人選びまで順番に解説します。

IT・Web系にはインフラエンジニア以外にもさまざまな職種があります。まだ方向性を決めていない方は、先にこちらも参考にしてください。

未経験からIT・Web・クリエイティブ職へ転職するには?7職種と必要スキルを解説

インフラエンジニアとは?

インフラエンジニアは、ITサービスやシステムを動かすための土台を支える仕事です。

例えばWebサービスを利用するとき、その裏側ではサーバーやネットワーク、クラウドなどさまざまな仕組みが動いています。

こうした環境を設計・構築したり、安定して動くように運用したりするのがインフラエンジニアです。

代表的な領域には、

  • ネットワーク
  • サーバー
  • クラウド
  • セキュリティ
  • 運用・監視

などがあります。

「ITエンジニア=プログラムを書く人」と思われることもありますが、ITサービスを支える仕事はプログラミングだけではありません。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事は、大きく分けると設計・構築・運用・保守・監視などがあります。

設計

システムを安定して動かすために、どのようなサーバーやネットワーク、クラウド環境が必要なのかを考えます。

利用人数や必要な性能、セキュリティ、予算なども踏まえて設計します。

構築

設計した内容をもとに、実際にサーバーやネットワーク、クラウド環境を設定していきます。

LinuxなどのOSやネットワーク、AWSなどのクラウドサービスに関する知識が使われることがあります。

運用・保守

構築した環境が安定して動き続けるように管理します。

設定変更やアップデート、障害への対応なども行います。

監視

サーバーやネットワークに異常がないかを確認する仕事です。

問題が発生した場合は手順に沿って対応したり、必要に応じて担当者へ連絡したりします。

求人を見るときは、単に「インフラエンジニア」という職種名だけを見るのではなく、入社後にどの業務を担当する予定なのかまで確認することが重要です。

プログラマーとインフラエンジニアの違い

未経験からIT業界を目指す場合、プログラマーとインフラエンジニアで迷う方もいると思います。

職種 主な仕事 学ぶ内容の例
プログラマー Webサービスやアプリなどの機能を作る Java・Python・PHP・JavaScriptなど
インフラエンジニア サービスを動かすIT基盤を支える ネットワーク・Linux・クラウドなど

もちろん、実際の仕事では領域が重なることもあります。

ただ、

「サービスの機能を作ることに興味があるのか」

「サービスが動く仕組みや環境に興味があるのか」

という違いを考えると、方向性を整理しやすくなります。

プログラマーについて詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてください。

プログラマーの種類7選|未経験から目指すなら何を学ぶ?仕事内容・言語を解説

未経験からインフラエンジニアを目指すなら学びたい5つのスキル

ネットワークの基礎

インフラを理解するうえで、ネットワークの基礎知識は重要です。

例えば、

  • IPアドレス
  • DNS
  • ルーター
  • スイッチ
  • TCP/IP

などの仕組みを少しずつ学びます。

最初から細かい部分をすべて暗記する必要はありません。

まずは、インターネット上で情報がどうやって届いているのかを理解するところから始めるとよいでしょう。

Linux・サーバーの基礎

インフラの仕事ではLinuxを扱うことがあります。

基本的なコマンドやファイル操作、ユーザー管理などから学んでいきます。

本や動画を見るだけではなく、実際に操作してみることが大切です。

クラウドの基礎

現在のITインフラを学ぶうえで、AWSやAzureなどのクラウドについて知っておくことも重要です。

最初から高度な構築ができる必要はありません。

まずは、

  • クラウドとは何か
  • サーバーをクラウド上で利用するとはどういうことか
  • どのようなサービスがあるのか

といった全体像から理解しましょう。

セキュリティの基礎

ITインフラでは、システムを動かすだけではなく、安全に利用できる状態を維持することも重要です。

パスワード管理、アクセス権限、通信、アップデートなど、基本的なセキュリティ知識を身につけていきます。

トラブルを整理する力

インフラの仕事では、問題が発生したときに状況を確認し、原因を切り分けていく場面があります。

そのため、技術知識だけではなく、

  • 何が起きているのか整理する
  • 確認した内容を記録する
  • 分からないことを適切に共有する
  • 手順に沿って対応する

といった力も重要です。

これまでの仕事で身につけた報告・連絡・顧客対応などが活きる場面もあります。

インフラエンジニアへの転職に資格は必要?

インフラエンジニアになるために、必ず取得しなければならない資格があるわけではありません。

ただし、未経験の場合は実務経験がないため、資格を通じて基礎知識を学んだことを示す方法の一つにはなります。

代表的な資格としては、

資格 学べる内容の例
CCNA ネットワークの基礎
LinuC・LPIC Linux・サーバーの基礎
AWS認定資格 AWS・クラウドの基礎

などがあります。

リスキリングで取得を検討しやすい資格をまとめて見たい方は、20代・30代のリスキリングにおすすめの資格・検定7選も参考にしてください。

ただ、ここで注意したいのが、資格取得そのものをゴールにしないことです。

資格を取っても、仕事内容を理解していなかったり、実際に一度も操作したことがなかったりすると、転職準備としては不十分なことがあります。

資格についてはこちらの記事でも詳しく考え方を解説しています。

転職に資格は必要?現役転職エージェントが「取るべき人・取らなくていい人」を解説

未経験からインフラエンジニアになる5ステップ

実際の求人を10件程度見る

最初にやってほしいのは、勉強ではなく求人を見ることです。

「インフラエンジニア 未経験」などで求人を確認し、

  • 仕事内容
  • 必要な知識
  • 研修内容
  • 入社後の配属
  • 勤務時間
  • その後のキャリア

を確認します。

求人を見ることで、何を勉強すれば仕事につながりそうなのかが分かりやすくなります。

ネットワーク・Linuxの基礎を学ぶ

次に、ネットワークやLinuxなどの基礎を学びます。

動画や書籍、オンライン教材などを使っても構いません。

最初から専門用語をすべて覚えるより、全体像を理解することを優先しましょう。

実際に操作してみる

インフラは、読むだけでなく実際に触ることで理解しやすくなります。

例えば、仮想環境でLinuxを動かしたり、クラウドの学習環境を使ってみたりする方法があります。

重要なのは、

「勉強した」から「実際に触ったことがある」へ進むことです。

必要なら資格を取得する

求人を確認したうえで、自分が目指す仕事に必要だと判断した場合は資格取得を検討します。

ネットワークを中心に目指すならCCNA。

Linux・サーバーを学ぶならLinuCやLPIC。

クラウドを学びたいならAWS認定資格。

というように、目的から逆算して選ぶことが大切です。

学習内容と前職経験をつなげて転職活動をする

未経験転職では、

「資格を取りました」

「Linuxを勉強しました」

だけではなく、

なぜインフラエンジニアを目指すのか

まで整理しておきましょう。

現役転職エージェントとして転職理由を整理するときに、私が重視しているのが、

「何を叶えたくて転職するのか?それは転職すれば本当にできるのか?」

という点です。

IT業界へ行くこと自体を目的にするのではなく、その先でどんな仕事をしたいのかまで考えてみてください。

学んだスキルを転職へどうつなげるかは、こちらでも詳しく解説しています。

リスキリングで学んだスキルを転職につなげるには?未経験者がやるべき5ステップ

未経験向け求人で確認したい5つのポイント

「未経験歓迎」と書いてあるだけで応募先を決めるのではなく、入社後の仕事内容まで確認しましょう。

最初に担当する仕事は何か

監視・運用なのか、構築にも携われるのかなど、最初の仕事内容を確認します。

研修では何を学ぶのか

「研修あり」という言葉だけではなく、期間や内容も確認しましょう。

配属後にどんな経験を積めるのか

最初の仕事だけではなく、1年後・2年後にどんな業務へ進める可能性があるのかも確認したいところです。

勤務時間・夜勤の可能性はあるか

運用・監視などの仕事では、勤務先や案件によって勤務時間が異なる場合があります。

自分が希望する働き方と合うのか、求人票や選考で確認しましょう。

クラウドなど次のスキルへ進める環境があるか

インフラ分野では、ネットワーク・サーバーからクラウドへ知識を広げていくこともできます。

会社がどのような案件を扱っているのか、資格支援やキャリアパスがあるのかも確認材料になります。

独学とスクールはどちらがいい?

インフラエンジニアを目指すために、必ずスクールへ通う必要があるわけではありません。

書籍や動画、オンライン教材、学習環境などを使って独学する方法もあります。

まず自分で触ってみて、

  • 学習を続けられそうか
  • インフラの仕組みに興味を持てるか
  • 分からないことを自分で調べられそうか

を確認してみてもいいでしょう。

一方で、

  • 何から勉強すればいいか分からない
  • 一人では学習が続かない
  • 質問できる環境がほしい
  • 転職まで含めてサポートを受けたい

という場合は、スクールを検討する選択肢もあります。

リスキリングは独学で十分?スクール・転職まで見据えた学び方を解説

インフラエンジニアに向いている人

インフラエンジニアは、次のようなことに興味がある人が検討しやすい仕事です。

  • ITサービスの仕組みに興味がある
  • 原因を一つずつ確認するのが苦ではない
  • 手順に沿って正確に作業するのが得意
  • 裏側からサービスを支える仕事に興味がある
  • 継続的に新しい知識を学べる

ただし、「向いている人」に完全に当てはまる必要はありません。

まずは仕事内容を知り、実際に少し学んでみて、自分が興味を持てるか確認することが大切です。

よくある質問

インフラエンジニアは未経験から目指せますか?

未経験者を対象とした求人もあります。

ただし、仕事内容や求められる知識は企業によって異なるため、「未経験可」という言葉だけではなく、実際の業務内容を確認しましょう。

インフラエンジニアにプログラミングは必要ですか?

目指す仕事によって異なります。

最初から高度なプログラミングスキルが必要とは限りませんが、キャリアを広げていく中でスクリプトや自動化などの知識が役立つ場合もあります。

CCNAは取った方がいいですか?

ネットワークの基礎を体系的に学びたい場合の選択肢の一つです。

ただし、資格取得だけを目的にせず、求人で求められる知識や仕事内容と照らし合わせて判断しましょう。

AWSを勉強すればインフラエンジニアになれますか?

AWSはクラウドを学ぶ方法の一つですが、AWSだけを覚えれば必ず転職できるというものではありません。

ネットワークやサーバーなどの基礎も含めて理解していくことが大切です。

文系でもインフラエンジニアを目指せますか?

学部だけで仕事内容への適性が決まるわけではありません。

実際の求人で応募条件を確認しながら、必要なIT知識を身につけていきましょう。

まとめ

インフラエンジニアは、サーバー・ネットワーク・クラウドなど、ITサービスを動かすための土台を支える仕事です。

未経験から目指すなら、

求人を見る → 基礎を学ぶ → 実際に触る → 必要なら資格を取る → 前職経験とつなげて転職活動をする

という順番で考えてみてください。

特に注意したいのは、

「とりあえず資格を取ればインフラエンジニアになれる」

と考えないことです。

何の仕事をしたいのか。

その求人では何が求められているのか。

そのために自分には何が足りないのか。

この順番で考えたうえで、学ぶ内容を決めることが大切です。

資格や学習そのものではなく、学んだことを次の仕事でどう使うのかまで考えて、キャリアチェンジにつなげていきましょう。

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